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大阪で大千穐楽を迎える
ミュージカル『ボディガード』
新妻聖子「大阪公演は相当盛り上がるはず!」

3月30日に大阪・梅田芸術劇場で開幕したミュージカル『ボディガード』。本作は、1992年にケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演で世界的ヒットを記録した同名映画のミュージカル化で、サスペンスをはらんだラブストーリーを軸に、ショーアップされた華やかなステージを展開。劇中、「I Will Always Love You」や「I Wanna Dance with Somebody」など数々のヒットソングを歌唱し、コンサートさながらの臨場感も楽しめる。日本キャスト版は2020年の初演以来、今回で3度目。東京、山形公演を経て最終の地・大阪に上陸。4月7日(日)に大千穐楽を迎える。

大阪公演の初日を前に、人気絶頂の歌姫、レイチェル・マロン役を演じるWキャストの新妻聖子とMay J.、レイチェルのボディガードであるフランク・ファーマー役の大谷亮平、そしてレイチェルを支え続けるマネージャー、ビル・デヴァニーを演じる内場勝則が登壇し、公演に向けての意気込みを語った。

2月、3月に東京、山形で上演した本作。その感想を尋ねると、「相当、盛り上がっていましたよ~!」と開口一番に笑顔を見せる新妻。「東京公演もかなり盛り上がりましたし、2日間の山形公演も、ここはニューヨークのブロードウェイかな?と思うくらいの盛り上がりを見せました。大阪のお客様は間違いなくその盛り上がりを超えると確信していますので、楽しみにしております」と期待を膨らませた。

新妻、大谷、内場は2020年の日本キャスト版初演以来、3度目の出演。2022年からレイチェル役として出演し、今回で2度目となるMay J.に前回からの進化を尋ねると次のように話した。「昨年末に出産をしまして、母親になったことです。レイチェルも母親でありアーティストなので、母親になったことで彼女の苦悩や、息子を守りたいという感情がより自然と湧いてくるようになったと思います」。

大谷にとって大阪は地元。それだけに「自然と感情も高ぶると思う」と話す。「公演は短い期間ですけど、キャスト、スタッフの皆さんと楽しくやりたいと思います」とクールな笑みを浮かべた。

そして本作はラブロマンスの名作であることから、内場には「最近キュンとしたことは?」と投げかけてみたところ...「キュンもないですし、今はゾッとばかりしています。これ以上、言うたらあかん。また怒られるからね...。誰にやねん!」と、意味深な発言で笑いを誘った。

再再演にあたって、どのような進化を遂げているのだろうか。新妻が次のように話した。「再再演にして、おそらくキャストの平均年齢が一番若いのでは。才能ある若いダンサーの方々が新たにたくさん入ってくださって。皆さん粒ぞろいです。"今回、アンサンブルのダンサーのパワーがすごいね"と観劇された方も感動されていました。私たちもストーリーテリングで頑張りますが、この作品はショーのシーンがにぎやかでゴージャスなので、そこは若いダンサーの皆さんが入ってくれたことで確実にパワーアップしています。2024年版ならではの最高のショーをお見せできると自負しています」。

「今回はキャストの絆がより深まった」と話すのはMay J.。「私は2度目の出演ですが、今回は大谷さんと言葉を交わさずとも通じ合うものを感じるようになりました」と明かした。

そんなMay J.の変化を大谷もしっかりと受け止めている。「前回のMay J.さんはちょっと遠慮がちなところがあって、言いたいことを言えているかな?と思うところもあったのですが、今回は芝居に関してやりたいことを自発的に細かく言ってくれるようになりました。一緒に芝居をしていて、表情から"May J.さんはこういうことを言っていたのか"と感じることが多くなって。今回は、本番中も彼女の意志をキャッチすることがあります」。

一方、内場は3回目にして「わずかだが、余裕が出てきた」という。「今回はお客さんに喜んでもらおうという方向に行けているかなと思います。ただ、僕がちょっと危なくなると大谷さんがニヤッと笑うんですよね。それにつられてこっちも焦るので、大谷さんにニヤッとされないようにしようと...」とさらなる課題も出てきたようだ。

そして大谷は観客に刺激をもらっていると話す。「東京、山形の公演を通して思ったのは、お客さんのリアクションが自然と出てきていることです。キャスト全員、(観客のリアクションに乗せられて)高ぶった状態でプラスになっていると思います」。

大阪での大千穐楽を前に「寂しいという気持ちがすごくありますが、大阪公演に来られる方は今まで以上に盛り上がって、芝居っていいな~と思えるものをご覧になってほしいと思います。そして、このチームワークも見ていただきたいと思います」と内場。大谷は「キャスト全員で思いっきり楽しんで、お客さまと一体となった芝居ができるよう、今回もチャレンジです!」と気合を入れた。

さらに「前回の大阪公演が本当に素晴らしくて。何よりもお客様の一体感がすごくて、そのパワーの素晴らしさに感激しました。今回、また皆さんにお会いできることをとても楽しみです。日々、本当に楽しくて、できればミュージカル『ボディガード』を年中やっていたいです」とMay J.。そして新妻は「大阪のお客様は楽しむことに貪欲だし、楽しむことがお上手だし、いい意味ですごく厳しく見てくださるので、毎回、ここに戻ってくるたびに身が引き締まる思いです。何より大阪では"本当にいい時間だったな"と思って東京に帰っているので、今回もその記録を更新して、最高の思い出を皆さんと作りたいと思います。よろしくお願いします!」と声を弾ませ、意気込みを語った。

取材・文/岩本




(2024年4月 2日更新)


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写真左より)内場勝則、May J.、新妻聖子、大谷亮平

ミュージカル『ボディガード』

チケット発売中 Pコード:521-137
▼4月2日(火)○13:00/◇18:15
▼4月3日(水)休演
▼4月4日(木)○13:00/◇18:15
▼4月5日(金)○13:00
▼4月6日(土)◇12:00/○17:00
▼4月7日(日)◇12:00
◇=新妻 ○=May J.
梅田芸術劇場メインホール
S席-14000円 A席-9500円 B席-5500円 注釈付S席-14000円 
[原作]ローレンス・カスダン作 ワーナー・ブラザース映画「ボディーガード」
[脚本]アレクサンダー・ディネラリス
[訳詞]森雪之丞
[翻訳]阿部のぞみ
[編曲]クリス・イーガン
[演出・振付]ジョシュア・ベルガッセ
[出演]新妻聖子・May J.(Wキャスト)/大谷亮平/
AKANE LIV/水田航生/加藤潤一/大久保祥太郎/
内場勝則/他
※未就学児童は入場不可。本公演チケットを「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」として販売致します。興行主の同意のない有償譲渡は禁止されています。
[問]梅田芸術劇場■06-6377-3800

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