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福田悠太(ふぉ~ゆ~)と室龍太が共演、
最上級コメディ

フランスの劇作家マルク・カモレッティによる戯曲で、1960年にパリで初演されて以降、世界中で幾度となく再演され、日本でも何度も上演された『ボーイング・ボーイング』。2008年にはロンドンの人気演出家マシュー・ウォーカスがブロードウェイでリバイバルさせた公演が大ヒットし、トニー賞を受賞した。
 
モテない男・ロベールがモテ男・ベルナールを訪ねたことから巻き起こるドタバタ喜劇で、今回は、演出を三枝孝臣が、上演台本を可児理華がそれぞれ担い、ロベール役をコメディに定評のある福田悠太(ふぉ~ゆ~)が、二枚目のモテ男・ベルナールは『どれミゼラブル!』『コムサdeマンボ!』などのコメディにも出演している室龍太が演じる。
 
物語の背景は1960年代のパリ。ある日曜日、空港に近いパリ市内のアパルトマンに住んでいる建築家の“モテ男”ベルナールはアメリカ人のフィアンセ、ジャネットと朝食を楽しんでいた。すると、田舎から旧友の“非モテ男”ロベールが訪ねてくる。ジャネットを見送った後、ベルナールはロベールに「三か国の美女3人と付き合っており、3人とも国際線キャビン・アテンダントなのでスケジュールをやり取りすれば、まったくバレずにうまくいく」と自慢する。ところが、3人全員が同じ時間にアパルトマンで会うことになり…。果たして、ベルナールは3人とうまく付き合っていくことは出来るのか!? と同時に、女性に目覚めたロベールは一体…? そんな物語の本作は喜劇の原点が詰まった最上級のコメディだ。
 
過日、取材会に福田悠太と室龍太が登壇し、作品への意気込みなどを語った。
 
2021年9月に上演された朗読劇『手紙』で一緒になったことがあるものの、出演のチーム編成が異なり、同じ舞台の上に立つことはなかったという福田と室。その当時から「いつか室と一緒に、何か濃くやれることができたら」と思っていたという福田は、次のように話す。「第一印象的にもとてもいいやつなので、楽しくやれそうだなと思って。稽古に入ってみたらやっぱりいいやつで。僕もいいやつなので(笑)、良い作品になると思ってます」。
 
室のことを「いいやつ」と繰り返す福田。その印象をさらに尋ねると、「会ってお話する前は、結構キザで、ちょっと斜に構えている人なのかなと思っていたのですが、しゃべってみると底抜けに明るくて、自分を出すことを恐れず、楽しく、大きい声でしゃべれる人だなって。現場のムードメーカーです」。
 
室も福田を「絶対に優しい人だと思っていた」と紹介し、朗読劇『手紙』でのエピソードも交えてこう話す。「その時、僕はギターの練習をめちゃくちゃしないといけなかったのですが、ギターの練習をしているときも一緒に遊んでくれて、今回も楽しく一緒にお仕事できたらいいなと思います」。
 
田舎から出てきたモテない男・ロベールを演じる福田。自身は東京生まれ、東京育ちのシティ・ボーイというが…。「よくみんなから言われるのは、田舎くさいとか、運動神経が悪いからどんくさいとか。普段からモテないですし、そういう意味では普段の自分らしくいられるなという感じで、気負いせず楽しめそうだと思っています」。
 
一方のモテ男・ベルナール役の室は「僕は普段もモテモテなので…ってなんでやねん」と冗談を交えつつ、「そもそも人見知り」と打ち明ける。「稽古に入ってみて、自分が思い描いていた“爆モテ”ではなく、また違った感じなので、すごく楽しんでやらせていただいております」。
 
また、会場となる京都劇場は室にとって特別な場所だという。「僕がジャニーズ事務所に入ったきっかけがリニューアル前の京都劇場(旧京都シアター1200)で観た『KYO TO KYO』でした。この作品を観てジャニーズに入りたいなって思ったので、すごく思い入れのある劇場で。『コムサdeマンボ!』で舞台に立てた時もすごく感慨深かったですし、今回、またこうして京都劇場に立てるということで、ご縁を感じています」。
 
京都での舞台出演は初めてという福田。自身も京都に行くことを楽しみにしつつ、「舞台は初めてという方で、『ボーイング・ボーイング』を観に行ってみようかと悩んでる方がいたら、後悔はさせないので、ぜひ劇場に足を運んでください!」と誘う。室も「気軽に見に来ていただいて、笑って帰ってもらえたら。あと、京都劇場といえば室龍太と言われるぐらいの俳優になりたいと思います!」と意気込む。
 
本公演ならではのフィナーレも用意しているという。「みんなで一緒に楽しめたら」と福田、彼らとともに会場一体となる時間もお楽しみに。
 
大阪公演は6月3日(金)から5日(日)まで、京都劇場にて。チケット発売中。

取材・文:岩本



(2022年6月 1日更新)


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『ボーイング・ボーイング』

チケット発売中 Pコード:510-973、513-189(当日引換券)
▼6月3日(金) 18:00
▼6月4日(土) 12:00/17:00
▼6月5日(日) 12:00
京都劇場
全席指定-10500円
[作]マルク・カモレッティ
[演出]三枝孝臣
[出演]福田悠太/室龍太/大友花恋/飯窪春菜/愛加あゆ/松本明子
※スペシャルカーテンコールあり
※未就学児童は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

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