柚香光、星風まどかの新トップコンビ
大劇場お披露目!
宝塚花組誕生100周年に贈る華やかなステージ
宝塚花組の新トップコンビ、柚香光(ゆずか・れい)と星風まどかの大劇場お披露目公演が、11月6日(土)より、兵庫・宝塚大劇場で上演される。演目は『元禄バロックロック』、『The Fascination(ザ ファシネイション)!』-花組誕生100周年 そして未来へ-の2幕。今年100周年を迎える花組の誕生を華やかに彩るステージだ。
『元禄バロックロック』は、忠臣蔵の物語をもとにしたファンタジー作品で、柚香は元赤穂藩士の時計職人・クロノスケを演じる。貧しいながらも穏やかに暮らしていたクロノスケは、ある日偶然にも時を戻せる時計を発明してしまい、人生が一変する…。「清涼感と華やかさと、さまざまな愛が散りばめられている作品だと感じています。“あの時に戻れたら”と思うことは決してネガティブなことではなく、昔を懐かしむことも大事にしつつ、未来にも何かが待っているかもしれないと、じんわり思わせてくれるような作品にできれば」。
クロノスケは「知的好奇心に溢れた、少年漫画の主人公にいそうなお役」と柚香。今までに演じたことのないキャラクターだという。「快活で、想定外の出来事が起きたとしても、ワクワクしながら立ち向かうような人。探求心があり、ポジティブなエネルギーに満ち溢れていて、爽快な人物だなと思います」。
『The Fascination!』は、花組誕生100年と新しい花組の始まりを華やかに祝うレビュー。“花”をテーマにしたダンスシーンを中心に、伝統を未来へとつなぐステージを展開する。「(作・演出の)中村一徳先生が、花組生全員の顔が見えるようにと、本当に大きな愛で場面を構成してくださっています。過去に花組で上演された作品のオマージュもあり、聴けばすぐ分かるような名曲もあれば、“こんな素晴らしい曲も花組から生まれていたんだ”と思うような曲もあります。私としましては、花組の名シーンと言われるダンスナンバーをさせていただきますので、心して挑みます」。
花組誕生から100年の節目に、トップスターとして組の中心に立つことには「身の引き締まる思いです」と語る。「このタイミングで立たせていただけることに、感謝の気持ちでいっぱいですし、最善を尽くさなければと思います。ひとつの作品を作り上げていく中でも、さまざまな方の労力と才能が詰まっています。歴代の先輩方はそれをちゃんと受け取り、感じて、舞台に立たれていらっしゃった。それを今いろんなところから感じています。私たちが美しいお衣装を着て舞台に立たせていただくまでにどれだけの労力とこだわりが詰まっているかを分かったうえで芸事に向き合い、舞台に立ちたいです」。
トップ就任から約2年、「すべてのことに感謝しています」と柚香。「これからも、自分がすべきこと、できることをワクワクとドキドキを持ちながら邁進していきたいと思います」。
公演は11月6日(土)から12月13日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場にて。11月25日(木)15時半公演は、ぴあ貸切公演。チケット発売中。
取材・文/黒石悦子
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(2021年11月 4日更新)
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