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伊原六花、ジュリエットは“強さと人間味”がテーマ

2011年に日本オリジナル版として初演されたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』〈日本オリジナルバージョン〉が、新キャストで上演。5月から6月にかけて行われた東京公演を経て、7月3日(土)より大阪・梅田芸術劇場メインホールにて幕が開く。今回、Wキャストでジュリエット役を演じている伊原六花に話を聞いた。
 
高校時代にキャプテンを務めたダンス部において“バブリーダンス”で注目を集めた伊原は、2018年より女優としての活動をスタート。昨年は『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3にヒロインのマリア役として出演を予定していたが、コロナ禍により中止に。今回の『ロミオ&ジュリエット』が初のミュージカル出演となった。「お芝居も歌も、ゼロからスタートすることがたくさんありましたが、昨年上演できなかった『ウエスト・サイド・ストーリー』も『ロミオとジュリエット』をもとにした作品で、通じるところもありました。その稽古での経験を活かして、役を作るうえで自分なりにいろんな角度から掘り下げられることができたんじゃないかなと思っています。ジュリエットを演じるうえでのテーマは“強さと人間味”。戯曲を読んで、イメージしていた以上に行動力や意志の強さを感じたので、ただお嬢様だけではないところを見せていけたら」。

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ロミオ役は、黒羽麻璃央と甲斐翔真のWキャスト。それぞれに異なる魅力を感じているという。「黒羽さんのロミオは、圧倒的無邪気さと圧倒的な繊細さが共存されている方。無邪気でキラキラした王子様のように見える部分と、ロミオの孤独感を本当に繊細に表現されるところがあり、毎公演違った感情の流れで引っ張っていってくださる。甲斐さんのロミオはとても自由。周りを自分の流れに巻き込んでいかれる方だなと思っていて、だからこそ、ついていきたくなる。一緒にお芝居をしていると、ヴェローナの世界がすごく広がって壮大なものになっていく感覚があります。おふたりとも魅力がまったく違っているので、ジュリエットとして演じていてすごく楽しいです」。
 
東京公演千秋楽では、「また新しい発見があった」と語る伊原。「稽古のときからずっと、自分の感情とセリフと歌をいかにつなげられるかを課題としていました。以降、公演初日から回を重ねるごとに、歌と感情が結びつく瞬間を感じることが多くなってきて、そのつながる部分を、千秋楽で一番多く感じました。感情で動くメロディや、言葉の抑揚を大事にして、大阪公演ではさらにレベルアップしたものをお見せできたらと思います。本当に素晴らしいカンパニーで、熱量の高い作品になっていますので、劇場に観に来ていただけたらうれしいです」。
 
公演は7月3日(土)から11日(日)まで、梅田芸術劇場メインホールにて。チケット発売中。

取材・文:黒石悦子
撮影:岸隆子(Studio Elenish)



(2021年7月 2日更新)


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舞台写真提供:ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公演事務局 (C) 岡本隆史

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:505-194

▼7月3日(土)~11日(日)

梅田芸術劇場メインホール

S席-13500円 A席-9000円 B席-5500円
前方サイド注釈付S席-13500円
注釈付S席-13500円 注釈付B席-5500円
U-25当日引換券-8500円(25歳以下)
S席(一般1名+U25 1名)引換券-21500円(S席ファミリーチケット・U25=25歳以下)
S席(一般1名+U25 2名)引換券-29500円(S席ファミリーチケット・U25=25歳以下)
S席(一般2名+U25 1名)引換券-35000円(S席ファミリーチケット・U25=25歳以下)
S席(一般2名+U25 2名)引換券-43000円(S席ファミリーチケット・U25=25歳以下)

[原作]ウィリアム・シェイクスピア
[作]ジェラール・プレスギュルヴィック
[潤色][演出]小池修一郎
[出演]黒羽麻璃央・甲斐翔真(Wキャスト)/伊原六花・天翔愛(Wキャスト)/味方良介・前田公輝(Wキャスト)/新里宏太・大久保祥太郎(Wキャスト)/立石俊樹・吉田広大(Wキャスト)/春野寿美礼/原田薫/石井一孝/宮川浩/秋園美緒/兼崎健太郎/岡幸二郎/松村雄基/小尻健太・堀内將平(Wキャスト)/他

※未就学児童は入場不可。一部Wキャストあり。本公演チケットを「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」として販売致します。興行主の同意のない有償譲渡は禁止されています。

[問]梅田芸術劇場■06-6377-3800

【愛知公演】
▼7月17日(土)~18日(日)
愛知県芸術劇場 大ホール

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