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ホーム > NEWS > 南大阪最大級のホール「フェニーチェ堺」が 10/1(火)にオープン! 小ホールのこけら落とし公演は志の輔らくご 春風亭一之輔、笑福亭鶴瓶など 東西の豪華な顔ぶれが続く

南大阪最大級のホール「フェニーチェ堺」が
10/1(火)にオープン!
小ホールのこけら落とし公演は志の輔らくご
春風亭一之輔、笑福亭鶴瓶など
東西の豪華な顔ぶれが続く

10月1日、大阪府堺市堺区にフェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)がオープンした。同館前身の堺市民会館は老朽化にともない2014年に閉館。新施設は竣工後、パブリックビューイングや舞台裏ツアーなどで一部開放されていた。先月26日に開館記念式典・記念公演が催され、今月1日にグランドオープン。南大阪最大級の2000席を有する大ホールをはじめ、スタジオや多目的室など文化鑑賞・発信拠点として市内外からの来館者が見込まれている。
 
1Fの大ホールと隣接する小ホールは、客席312席。落語・演芸、音楽、伝統芸能など多様なジャンルに対応可能な設備が揃う。この小ホールのこけら落とし公演として、開館初日に招かれたのは東京の人気落語家・立川志の輔。全国区の知名度を誇り、1000席規模の公演であってもチケットは常に入手困難という、日本を代表する噺家だ。このプレミアム公演を間近に見られるとあり、今回の2日間公演もチケットは即日完売。幸先のよいスタートを切った。
 
今回の公演は、人形浄瑠璃や女道楽など上方芸能と江戸落語のコラボレーション。祝いの場で披露される文楽『二人三番叟』に続き、万雷の拍手の中登場した志の輔。マクラ(落語の前の導入)では「いま全国的に大きな劇場やホールが増えている中で、このおよそ300席という、肉声さえも届きそうなサイズの小屋が出来た事はとても喜ばしい」と話し、新作『親の顔』と古典『八五郎出世』の二席を披露した。わかりやすい言葉と聞きやすいトーンで語られる江戸落語は、小学生から年配者まで幅広い年齢の客席にくまなく届き、笑い声が絶えることのない2時間半となった。
 
今秋以降、同ホールでは桂文珍、桂南光、春風亭一之輔など東西の人気落語家の独演会が続く(いずれも完売)。また、10月8日には大ホールにて桂文枝が豪華ゲストを招いた独演会を開催。
 
今後の公演情報など詳細は公式ホームページ(https://www.fenice-sacay.jp/)にて随時公開。



(2019年10月11日更新)


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(C)Takashi Iijima
10月1日の演目

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