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夏恒例の『納涼茂山狂言祭』が神戸・湊川で初開催!

観客からのリクエストで番組が決まる『納涼茂山狂言祭』。2019年の関西公演は7月27日(土)に、神戸・湊川神社の神能殿で上演する。
 
昼の部は茂山千作、千五郎、茂親子による『佐渡狐』と『飛越』、新作狂言『死神』を、夜の部は、『千鳥』『宗論』、落語をもとにした茂山逸平作・演出による新作狂言「かけとり」を上演する。開催を前に、茂山あきら、茂山茂が取材会をおこない、演目の説明や意気込みなどを語った。
 
「『死神』は夏によく出る演目です。『佐渡狐』はめでたさの中に面白さが入っている話。また、『飛越』は川が飛び越えられないという他愛のない話で、割合とよく出ていますが、千之丞、七五三という組み合わせはなかなか珍しいと思います」とあきら。
 
茂によれば、茂山逸平が作・演出を手掛ける『かけとり』は3バージョンほどある中で「一番新しいもの」を予定しているという。「新バージョンは舞台でしか見られない演出です。どう違うかは、当日のお楽しみです」。

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千五郎、茂による『宗論』では、浄土の僧を茂が、法華の僧を千五郎が演じる。「去年、京都での会で演じました。本来は兄の千五郎が浄土、僕が法華という配役が多かったのですが、性格的には兄が法華をする方が合うと思います。浄土がそれをいなすようなキャラクターなので、今回の配役が合うんじゃないかなと思います」と茂、見どころを語った。
 
「今年はなじみの狂言が多く、兄弟で出演するものが並んでいる」と茂。「昼の部、夜の部とも、僕と兄のケンカを見てください(笑)」と笑顔を見せた。そして「昼の部は死神のあきらさんをお楽しみに」といざなった。
 
『納涼茂山狂言祭』は7月27日(土)に神戸・湊川神社 神能殿で開催。チケット発売中。

取材・文:岩本



(2019年7月 5日更新)


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左から、茂山あきら、茂山茂

『納涼 茂山狂言祭2019 神戸公演』

チケット発売中 Pコード:492-868

▼7月27日(土) 12:30/16:00
湊川神社 神能殿
指定席-6000円

[12:30出演]茂山千作/茂山七五三/茂山あきら/茂山千五郎/茂山宗彦/茂山茂/茂山逸平/茂山千之丞/他
※狂「佐渡狐」茂山千五郎/茂山茂/茂山千作 狂「飛越」茂山千之丞/茂山七五三 新作狂言「死神」(作:帆足正規 演出:二世茂山千之丞)茂山宗彦/茂山あきら/丸石やすし/茂山逸平/井口竜也/山下守之
※お話あり[出]茂山宗彦

[16:00出演]茂山千作/茂山七五三/茂山あきら/茂山千五郎/茂山宗彦/茂山茂/茂山逸平/茂山千之丞/他
※狂「千鳥」茂山七五三/増田浩紀/茂山千作 狂「宗論」茂山茂/茂山千五郎/茂山あきら 新作狂言「かけとり」(作・演出:茂山逸平)茂山逸平/茂山千之丞/丸石やすし/茂山宗彦
※お話あり[出]茂山千之丞

※桟敷席、通し券は取り扱いなし。未就学児童は入場不可。

[問]セクターエイティエイト■06-6353-8988

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