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座長としては13年ぶり! 
氷川きよしの新歌舞伎座公演が間もなく開幕

5月18日(土)から始まる「氷川きよし特別公演」。座長での新歌舞伎座出演は、13年ぶりとなる。第一部は『母をたずねて珍道中 お役者恋之介旅日記』を上演。氷川は人気役者・嵐恋之介役で登場、“相方”となる曽我廼家寛太郎扮する嵐源之丞とともに、大津から江戸へと旅道中を繰り広げる。
 
「今回のお芝居は、しなやかで、正義感が強くて、華やかという役です。喜劇なので幅広い年齢層の方に見ていただきたいですね」と意気込む氷川。大津から江戸までを旅する間、源之丞との掛け合いも見られる。「源之丞役の曽我廼家寛太郎さんは大阪が生んだ喜劇のスターですよね。何でも臨機応変に対応してくださって、場もすごく明るくなります」と、笑いの絶えない場面になりそうだ。本作は2018年10月に明治座で上演していることから、その関係性はさらにパワーアップしているに違いない。
 
また様々な扮装を楽しめるのも見どころのひとつ。「公家姿、着流し、獅子舞、踊りもあって。お芝居の中でいろいろな姿に変わるのも面白いです」。特にお気に入りは公家姿だそう。
 
座長公演を20代から経験してきた氷川。当時はプレッシャーを背負っていたと振り返るが、その経験があったからこそ今があるとも。「座長公演の楽しみ方を覚えてきたというか。主役としてやらせていただいているからには、引っ張っていくくらいの気持ちでやらないと。そうして楽しむためにどうするかということを思案しながら、やってきました。昨年の明治座での座長公演もお客様の反応がすごくよかったですし、とても自信が持てました。新歌舞伎座での公演も、多くの方に見ていただきたいですね」。
 
第二部は「氷川きよしコンサート2019 in新歌舞伎座」を。デビューシングル『箱根八里の半次郎』や第一部の芝居のために作られた『恋之介旅日記』などを歌唱する。「新歌舞伎座限定メニューということで、6月4日(火)にリリースされるアルバムからも一足先にお届けします。また、大阪の風来坊的な男性を描いた『大阪とんぼ』という、氷川きよしにとって初めて“大阪”のタイトルがついたオリジナル曲も披露します。衣装も袴やスーツ、着流しなどバラエティに富んだものにしようと思います」。また、関西のファンならではの衣装も考えている。
 
「思い立ったら吉日」の氷川は、何でもすぐに実行したい。そんなスピードの速さから生まれたのが『きよしの令和音頭』で、4月1日に元号が発表されたのち、すぐに取り掛かって完成。5月1日にはラジオで初披露した。その時には「前向きな詩で、気持ちが明るくなれる」といった感想も寄せられたという。こちらも期待したい。
 
40歳を過ぎた今、「自分の人生と重ね合わせて歌える曲を、自分の口から発していきたい」と思うようになった。「今日死んでもおかしくないと思うくらい生きなきゃいけないなと思い始めて。悔いがない生き方をしたいです。そして、自分一人で生きているのではなく、周りの方々がいるからこそ。そんな気持ちも歌に込めて届けていきたい」と、歌への向き合いを語る。
 
舞台やコンサートは「ダイレクトに反応が返ってくるので楽しい」という。この新歌舞伎座公演でも、ノリのいい関西の観客と会えることを楽しみにしている。
 
新歌舞伎座開場60周年記念「氷川きよし特別公演」は5月18日(土)から27日(月)まで新歌舞伎座で上演。チケット発売中。また、7月11日(木)・12日(金)日本武道館、9月6日(金)大阪城ホールにて、デビュー20周年記念コンサートを開催する。

取材・文:岩本和子



(2019年5月17日更新)


Check

氷川きよし特別公演

「母をたずねて珍道中 お役者恋之介旅日記/
氷川きよしコンサート」

▼5月18日(土) 11:00
▼5月19日(日) 11:00/16:00
▼5月20日(月) 11:00/16:00
▼5月21日(火) 11:00
▼5月22日(水) 11:00/16:00
▼5月23日(木) 11:00/16:00
▼5月24日(金) 11:00
▼5月25日(土) 11:00/16:00
▼5月26日(日) 11:00/16:00
▼5月27日(月) 11:00

新歌舞伎座

S席-16000円 A席-10000円 B席-5500円 特別席-18000円

[作][演出]池田政之
[出演]氷川きよし/ベンガル/山村紅葉/曽我廼家寛太郎/加納竜/西寄ひがし/他

※未就学児童は入場不可。

[問]新歌舞伎座■06-7730-2121
[問]新歌舞伎座テレホン予約センター■06-7730-2222