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クラシカルな二本立て、宝塚星組大劇場公演が開幕!

宝塚歌劇星組公演ミュージカル『ベルリン、わが愛』、タカラヅカレビュー90周年『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』が9月29日、兵庫・宝塚大劇場で幕を開けた。
 
『ベルリン、わが愛』は、ハリウッドと並ぶ映画の都として栄華を誇った1920年~30年代のドイツ・ベルリンが舞台。ナチスの圧力が強まる中で、理想と現実の狭間で苦悩する映画人たちの姿をドラマチックに描いた物語だ。階段にズラリと座って映画館の客席を表現したり、モノクロ映像を効果的に取り入れるなど、凝った演出でも楽しませてくれる。
 

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サイレント映画からトーキーへと移り変わる頃。倒産の危機に瀕しているドイツ随一の映画会社UFAでは、低予算で大衆が喜ぶ娯楽作品を製作することに。そこで名乗りを上げたのが、トップスター紅ゆずる(くれない・ゆずる)演じるテオ・ヴェーグマン。彼は歌入りトーキー映画を格安で製作し、必ずヒットさせるとプロデューサーに約束する…。
 
信頼する仲間と共に、「大衆が喜ぶもの」を作り上げていくテオ。どんなことがあっても揺らがない映画への熱い想いや、目的を共にする仲間を大切にする様は、舞台を愛し、星組を率いる紅の姿にも重なる。トップ娘役・綺咲愛里(きさき・あいり)演じる女優ジル・クラインとのロマンスや、礼真琴(れい・まこと)演じる絵本作家エーリッヒ・ケストナーとの友情は、ナチスが社会に暗い影を落とす緊迫した状況の中で、より温かく、強い絆として浮き立って見える。

綺咲が演じるジルは、自信を持てないレビューガールから、テオによって秘めた実力と美しさを引き出され、一躍注目を集める。ジルが内面から成長していくその様を、綺咲は初々しさをまといながら繊細に表現している。礼のエーリッヒは、柔らかい空気感。テオとは強い信頼関係を持ち、お互いに支え合っているような存在だ。また、専科の凪七瑠海(なぎな・るうみ)は、ナチス宣伝全国指導者のヨーゼフ・ゲッベルス役。表情を変えずに淡々と、冷酷な人物として時にゾクッとするような存在感を放っている。

berlin3.jpg綺咲が演じるジルは、自信を持てないレビューガールから、テオによって秘めた実力と美しさを引き出され、一躍注目を集める。ジルが内面から成長していくその様を、綺咲は初々しさをまといながら繊細に表現している。礼のエーリッヒは、柔らかい空気感。テオとは強い信頼関係を持ち、お互いに支え合っているような存在だ。また、専科の凪七瑠海(なぎな・るうみ)は、ナチス宣伝全国指導者のヨーゼフ・ゲッベルス役。表情を変えずに淡々と、冷酷な人物として時にゾクッとするような存在感を放っている。

berlin4.jpg11月6日(月)まで兵庫・宝塚大劇場にて上演中。東京公演は11月24日(金)から12月24日(日)まで東京宝塚劇場にて。東京公演のチケットは、10月22日(日)10:00より一般発売開始。


取材・文:黒石悦子
撮影:三上富之




(2017年10月 6日更新)


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宝塚歌劇星組
『ベルリン、わが愛』『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』

Pick Up!!

【兵庫・宝塚大劇場公演】

チケット発売中 Pコード:597-103
▼上演中~11月6日(月)まで
宝塚大劇場
SS席-12000円 S席-8300円 A席-5500円 B席-3500円
[出演]紅ゆずる/綺咲愛里/他
※3歳以上有料。
※10/24(火)18:00は新人公演(S席-4100円 A席-3000円 B席-2500円)。SS席は取り扱いなし。
[問]宝塚歌劇インフォメーション■0570-00-5100

【東京公演】
10月22日(日)一般発売 Pコード:597-123
▼11月24日(金)~12月24日(日)
東京宝塚劇場

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