松尾貴史主演の演劇ユニット『AGAPE store』
復活公演第二弾「七つの秘密」は
ただただ笑いたい人にお薦め!
松尾貴史と演出家のG2からなる演劇ユニット「AGAPE store」。'10年に12年間の活動を終えて解散したが、昨年12月の公演「君はフィクション」で復活を果たした。改めて、松尾に昔と今の比較から聴いてみた。
「昔は、簡単な事を難しく見せたかったんです。でも、今は難しい事を簡単に見せれるようになりました。今回は秘密についての話ですが、『隠し事は止めよう!』みたいな教訓やメッセージは特にないんです。観た後に何も残らないですよ。アホでエエねんというかね。『何も考えずに笑いたい!』という人に来てほしいですね。『笑わせてみろ!』という人には向いてないかも(笑)。登場人物が全員ダメな大人なので、それを観て安心してほしいです」

大人計画所属でコントユニットや放送作家、映画監督としても活躍する細川徹が脚本を手掛ける。松尾と約10歳離れてる細川だが、年齢差で感じる事はあるだろうか。
「話のペースの作り方は、昔の作家と通じるところがありますね。ただ、出てくる言葉の生々しさというか…、今の生活で使われている言葉なので若さを感じます。筆が遅いのも昔の作家と共通していて良いですね(笑)」。
最後に舞台の魅力についても語ってもらった。
「わざわざ劇場に足を運び、集中力を鋭敏にして生で観てくれるお客さんだからこそ、演じる人と感動と興奮を同じ空間で共有した時の凄さは桁が違うんです。毎回違った良さを感じられるのも、他のエンターテインメントにはないところなので、是非ともお薦めしたいですね」。
男女7人が抱える秘密の連鎖と絡み合う互いの思惑。AGAPE store『七つの秘密』は、1月29日(金)~31日(日)まで近鉄アート館にて上演。当日引換券は各公演2日前10:00よりインターネット・店頭にて販売。ぜひとも足をお運びください。
(2016年1月29日更新)
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