NEWS

ホーム > NEWS > 伸び盛りの大貫勇輔が 再び「ピーターパン」で大暴れ!

伸び盛りの大貫勇輔が
再び「ピーターパン」で大暴れ!

 長い手足を使ってスピンし、優雅にセクシーに踊りまくる。史上最年少でそんな“踊るフック船長”を、昨年、ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」で魅せた、ダンサーの大貫勇輔。今年は初の連続ドラマにも出演し、注目を集めた彼が、再び、「ピーターパン」で大暴れする。役にかける思いを聞いた。

 「昨年一年間、歌と芝居をみっちり勉強して、両方とも進歩したと思います」と、自信をみせる。昨年の取材時には、「歌は課題で特訓中」と話していたが、「前よりは少し自信はつきました。でも、あるオーディションで『もっと聞いていたくなるような歌声を目指して』といわれて。歌を歌うのに精いっぱいでそこまで考えたことがなかった。感動させる歌声というステップに上がろうと奮闘しています」。

ohnuki15-2.jpg 「ピーターパン」では、一人二役で、ウェンディの父親ダーリング氏も演じる。フック船長としてはワイルドに、一方、ダーリング氏としては、飼い犬を追いかけながらゆるいテンションで踊ったりと、何の苦労もなく二役をこなしていたように見えたが、「実は、これまでの人生で一番キツイ舞台でした(笑)。とくに、フック船長での殺陣のシーンは、重い衣装とカツラを身に着けたまま、歌って踊り、えらそうにセリフを言わなくてはいけない。ゼーハーゼーハーと息をしたいのを我慢して演じているので、舞台裏では倒れ込んでいたんです(笑)」。また、ピーターパンと戦うシーンでは「子どもたちから『やめてー!』と声がかかり戸惑い、セリフが飛んだことも(笑)。今年はもっと余裕を持って自然にセリフを返したいですね。それに、僕は『アンパンマン』を見ていても、バイキンマンを応援するひねくれた子どもだった(笑)。怖いけど子どもたちにマネされるフック船長が目標です」。

 今年はドラマ「セカンド・ラブ」に出演し映像でも活躍。「今まで歌うポジション、歩き方のポジションなど、ダンサーの立場から演技をしていた。今の演技のままでは、内面の動きが足りないことを実感。心のポジションを確立しないことには、いい演技はできないと感じました」。芝居の面白さにさらにはまり「早く『ピーターパン』で実践したくてたまらない」という。その表情や姿勢は、グングンと伸びていく新芽や木々を思わせる。「アダム・クーパーやヒュー・ジャックマンのような何でもできるエンターテイナーになるのが夢。目の前のことをひとつひとつ大切にこなせば、いつかたどり着けると思うんです」。大きく成長した彼を目撃してほしい。

 ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」は、7月20日(月・祝)から30日(木)まで東京・東京国際フォーラム ホールC、8月2日(日)には大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。東京公演のチケットは発売中。大阪公演は5月30日(土)の一般発売に先駆け、5月17日(日)23:59まで先行先着「プリセール」実施中。

取材・文:米満ゆうこ



(2015年5月14日更新)


Check
大貫勇輔

35th Anniversary ブロードウェイミュージカル
「ピーターパン」

5月30日(土)一般発売 Pコード:442-898
※発売初日は店頭での直接販売および特別電話■0570(02)9560(10:00~18:00)、通常電話■0570(02)9999にて予約受付。

▼8月2日(日) 11:00/15:30
梅田芸術劇場 メインホール
S席-8500円 S席子供-5500円(3~12歳) A席-3500円
[原案・原作]ジェームズ・M・バリ
[演出・振付]玉野和紀(上演台本)
[出演]唯月ふうか/大貫勇輔/入来茉里/白羽ゆり/他
※3歳未満は膝上無料。但し、お席が必要な場合は有料。

梅田芸術劇場■06-6377-3800

チケット情報はこちら