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安蘭けいが伝説のミュージカル日本初演に挑戦

世界的ポップグループABBAが音楽を手がけ、『ライオンキング』などのティム・ライスが原案・作詞。1986年にロンドンで開幕して以来、世界中で上演されてきた伝説のミュージカル『CHESS THE MUSICAL』がついに日本初演される。ヒロインのフローレンスを演じる安蘭けいが作品の魅力と意気込みを語った。
 
『CHESS THE MUSICAL』は、その楽曲のすばらしさから、コンサートとしても世界で何度も上演されてきた作品だ。日本でも2012年にコンサート版を上演。リピーターが続出し、再演が熱望され、翌年にセカンドバージョンが開催された。その熱狂の渦の真ん中にいたのが、この人、安蘭けいである。「海外でもミュージカル版よりコンサート版の上演のほうが多いと聞いていたのですが、日本でもすごく好評をいただきました。楽曲は本当に魅力的で、すべてシングルカットしてもいいぐらい。しかも、人物の個性とかストーリーを見事に曲で表現しているんです」。
 

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だからこそ、ついに上演が決まったミュージカル版にも思いは募る。舞台となっているのは、1980年代、米ソ冷戦の時代。チェスの世界チャンピオンである米国のフレディ(中川晃教)のセコンドでありながら、対戦相手のソ連のアナトリー(石井一孝)と恋に落ちるヒロインを安蘭が演じ、国家の思惑と3人の人生が交錯しながら、緊迫の物語が展開していく。「当時の国際情勢など、一見難しい内容だと思われるかもしれないですが、そこは、演出の荻田浩一さんが日本人にもわかりやすく作ってくださるはずですし。時代に翻弄されて生きなければならないからこそのしなやかな強さが、フローレンスにはあると思うので、観てくださる方にも、何かエネルギーみたいなものをお届けできるのではないかと思っています」。
 
フローレンスに扮する安蘭の心を揺さぶることになる石井一孝と中川晃教は、コンサート版でも共演したふたりだ。「かずさん(石井)と一緒に歌うときは、安心して合わせられるんですね。そしてアッキー(中川)は、一緒に歌っててワクワクしてくる。そんなおふたりの個性が、役にすごく合っているので。違う魅力を持つふたりに惹かれていくフローレンスも演じやすいと思います。音楽で悲しみとか喜びを表現できるのがミュージカルの素敵なところ。その魅力を存分に感じていただける作品になると思います」。音楽の力で描かれる人間ドラマ。その迫力に身を委ねたい。
 
公演は9月27日(日)から10月12日(月・祝)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、10月19日(月)から10月25日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。6月27日(土)のチケット一般発売に先駆け、5月24日(日)11:00まで最速抽選「いち早プレリザーブ」受付中。5月23日(土)11:00からは先行抽選「プレリザーブ」の受付が開始。
 
取材・文:大内弓子
写真:鈴木かずなり



(2015年5月22日更新)


Check
安蘭けい

『CHESS THE MUSICAL』

【東京公演】
▼9月27日(日)~10月12日(月) 東京芸術劇場 プレイハウス

Pick Up!!

【大阪公演】

6月27日(土)10:00~10月24日(土)
Pコード:443-577
※発売初日は店頭での直接販売および特別電話■0570(02)9530(10:00~18:00)、通常電話■0570(02)9999にて予約受付。

▼10月19日(月)18:30
▼10月20日(火)13:30
▼10月21日(水)13:30
▼10月22日(木)13:30/18:30
▼10月23日(金)18:30
▼10月24日(土)13:30/18:30
▼10月25日(日)13:30

梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

全席指定-12000円

[作曲]ベニー・アンダーソン/ビョルン・ウルヴァース
[原案・原作][作詞]ティム・ライス [演出]荻田浩一(訳詞)
[作詞]荻田浩一(訳詞) [音楽]島健(音楽監督)
[出演]安蘭けい/石井一孝/田代万里生/中川晃教/AKANE LIV/戸井勝海/天野朋子/池谷京子/角川裕明/高原紳輔/田村雄一/遠山裕介/ひのあらた/横関咲栄/大野幸人/他

※未就学児童は入場不可。

[問]梅田芸術劇場■06-6377-3888

5/24(日)11:00まで最速抽選「いち早プレリザーブ」
5/23(土)11:00より先行抽選「プレリザーブ」受付。

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