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現代語で演じる“スーパー能”『世阿弥』
新生フェスティバルホールで間もなく上演!

 

5月17日(金)、世阿弥誕生から650年を記念して梅原猛が書き下ろしたスーパー能『世阿弥』がフェスティバルホールに登場する。室町時代、能を大成させた世阿弥(ぜあみ)だが、ときの将軍・足利義教に疎まれ、息子の観世元雅(かんぜ もとまさ)ともども命を狙われてしまう。そんな中、世阿弥は息子をかくまうためにと、涙ながらに元雅を伊勢へと送り出す。しかし、伊勢で謎の死を遂げた元雅。その悲報を受け取り、嘆き悲しむ世阿弥と妻・寿椿(じゅちん)の前に元雅の幽霊が現れて…。本作は世阿弥親子の深い情愛や能への思い、未来への希望を描いた注目作だ。
 
「能」という芸能に対して“難しい”というイメージを持っている方も多いはず。本公演は“スーパー能”、フェスティバルホールという大きな舞台で、本来の能舞台では観られない照明や舞台装置を駆使し、現代言葉の台詞で上演する。また、笛を多用した音楽も楽しみなところ。音楽と舞いで能ならではの夢幻の世界へと誘う。
 

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世阿弥を演じる梅若六郎玄祥 は、「能は従来、内へ内へという演技をするのですが、フェスティバルホールの大きな舞台で、思い切っていつもと違う形でやってみようと思っています。能舞台を離れた能を観ていただきたいですね。また、現代語で演じることで、現代劇や映画と同様にポンッと体の中に入ってくる舞台になると思います。精一杯やりますので、ぜひ観に来てください。能を最初に見るには一番いい作品です」と意気込みを語る。
 
スーパー能『世阿弥』は5月17日(金)19時より、大阪・中之島のフェスティバルホールで開幕。まるで夢のような幽玄な世界と、いつの世も変わらぬ人の心をぜひ感じてほしい。
 



(2013年5月15日更新)


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●公演情報

スーパー能『世阿弥』

▼5月17日(金) 19:00

フェスティバルホール

S席-7000円

A席-5000円

B席-3000円

BOX-10000円

[作]梅原猛

[演出]梅若六郎玄祥

[出演]梅若玄祥/味方玄/片山九郎右衛門/宝生欣哉/観世芳伸/山階彌右衛門/野村万作/大槻文蔵/藤田六郎兵衛/大倉源次郎/白坂保行/観世元伯

※未就学児童は入場不可。当日券は要お問い合わせ。

[問]キョードーインフォメーション
[TEL]06-7732-8888

フェスティバルホール
http://www.festivalhall.jp/