千鳥、テンダラー、プリマ旦那…
上方漫才大賞受賞者のコメントと
今後の出演情報をご紹介!
4月13日、第48回上方漫才大賞の発表会が行われ、大賞は見事、千鳥が受賞した。そして奨励賞にはテンダラー、新人賞にはプリマ旦那が選ばれた。彼らの受賞コメントは以下の通り。
★大賞:千鳥
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写真左から大悟、ノブ
5月29日(水)20:00~、5upよしもとにて『笑い飯・千鳥の大喜利ライブ』を開催。チケット発売中 |
ノブ:岡山出身なので、岡山弁でずっと漫才していて、最初は「上方漫才大賞」なんていただけるものではないのかなと思っていたんですけど、関西でやっていくうちにお客さんもなじんでくださって、岡山弁の漫才でも笑っていただくようになって。本当に大阪のお客さんに感謝しています。
大悟:岡山の田舎から出てきまして、大阪に来て漫才師になって。「上方漫才大賞」は最終的に欲しいなと思っていた賞なので、こんな早い段階でいただくことができて。こんな早い段階でいただくことができた僕らは、相当すごいのかなって。
ノブ:そんなことないから!
ふたりがこのとき、気にかけていたのが、千鳥とほぼ同期、大喜利ライブなど共催し、切磋琢磨している“盟友”笑い飯のこと。
大悟:受賞が決まった時は、笑い飯の方からおめでとうと。「千鳥が獲ることには文句はない。ただ、俺たちはグレる」と言ってました。
ノブ:今、笑い飯はグレているそうなので、皆さん優しくしてあげてください。
大悟:ただ、受賞のお知らせを受けて最初にぱっと思ったのも本当に、「笑い飯になんて言おう」でした。どう伝えようかなって。やっぱり僕の口から伝えるべきことなので…。
ノブ:ちょっと先輩ですしね。
大悟:向こうから声をかけてきてくれたのでよかったです。
ノブ:西田さんはすぐ、俺と大悟の肩を叩いて「おめでとう、やったやん! じゃあ来年、がんばる!」って言ってたんですけど、哲夫さんは未だに何も言わないですね。
★奨励賞:テンダラー
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左から白川悟実、浜本広晃
4月25日(木)19:00~、NGKで開催の『劇場版ケンドーコバヤシのたまらない店~魂のランキングルメ たまラン~』に出演。チケットは明日、4/25(木)18:30まで発売! |
浜本:受賞のお知らせを聞いて最初に出てきた言葉は「長かったな~」でしたね。でもこの長さは自分たちらくしくていいのかなとも思います(笑)。これからも自分たちのペースで頑張っていけたら。
白川:同じく「長かったな」という思いと、コンビで初めて獲った賞が『上方漫才大賞」の奨励賞だったので、うれしかったですね。
浜本:今までいろんな漫才コンテストに出て、何回もドラムロールを聞いて、その後で何回、拍手をしたことかと(笑)。今回、パッと出て行った時に(賞をもらえる時の舞台は)こんな感じか~と思いました。やっぱりええな~って思いましたね。
白川:先輩からは「今年は行けるで」って、よく言われるんですよ(笑)。でもことごとく何もなかったので、ようやくですね。
浜本:そうですね、ケンコバさんもよく言ってくれるんですよ、「来たな、今年」って。一瞬、2、3年言わへんかったなって時があったんですけど(笑)、また最近、言ってくれるようになって。本当、うれしいですね。舞台で頑張っている漫才師って山ほどおるんですよ。知名度がなくてね、世に出ていない漫才師。でも舞台は頑張って、板に立ち続けてやっている漫才師がいるので、そういう人たちにこういう賞があることはすごく励みになるのではと思いますね。
いまや彼らの代名詞となったネタが『必殺仕事人』。2011年に行われた漫才コンテスト『THE MANZAI』決勝の舞台で披露し、全国でオンエアされたことで一気に知名度を上げた。結成19年、あの舞台が彼らにとってのターニングポイントだったのだろうか?
浜本:(ターニングポイントは)細かいことを挙げたらいっぱいあったかもしれないですけど、一番はそうかもしれないですね。ビートたけしさんが誉めてくれたことが、本当にありがたいです。あの舞台以来、たまにお会いしたら声もかけてもらえるようになって…。前に、「あれ観たよ」っておっしゃるのでネタ番組でも見てくれたのかなって思ってたら、僕らが7年ぐらい前に出た『ミナミの帝王』のことで。「あ、テンダラーだって思って観たよ」っておっしゃって。そっから急に「あれ? 北野映画、あるんちゃうかな?」って思うようになりましたね…。
白川:まあまあ、それはないですけど(笑)。
★新人賞:プリマ旦那
河野:こういった大会に出させていただくことは何回かあったんですけど、優勝は初めてで。歴史ある「上方漫才大賞」新人賞を獲れたことを本当に誇りに思っています。これからがんばって、奨励賞、大賞と受賞できるように励みたいと思います。
野村:今年のある賞レースも決勝まで行ってダメでして、僕らを担当してくださっている社員の方に「ええ加減にせえよ」と一言、言われました(笑)。「期待させるだけさせといて何やねん」と。ファンの方もそうですし、これまでたくさんの方に応援していただいていて、それに応えられていなかったので…。
河野:そうですね、そういった方たちにも胸を張って「獲ってきましたよ」って言いたいですね。
野村:僕たちは5upよしもとというなんば・千日前にある劇場にずっと出ていますので、5upよしもとのお客さんに報告できてうれしいです。
河野:(受賞は)運というか、流れというか、出番順の抽選が名前順で、僕たちは最後で選べる権利がなかったんですけど、残ったのが3番目で…。あと、元々は別のネタをしようとしていたんです。
野村:そうなんです。そのネタが「本番ではダメです」ってなって、ちょっと文言を変えて何とかしようってギリギリまで合わせていたんですけど、直前で変えました
河野:こういうことってあるんかなって。流れやったんかなって思いますね。元々やろうとしていたネタが無理って分かった時は空気がめちゃくちゃ悪くなって、ふたりとも黙り込んでね(笑)。
野村:自信もあったし、一回、腹据えて(やろうと)決めたネタがダメってなって。土壇場で違うネタをやる怖さはありましたね。
河野:でもやってみたら、今までの賞レースの中でも今日が一番楽しく出来ましたね。楽しんでいる時の野村君が出てたなと思って、それを見て僕も楽しめました。漫才中は何回かは純粋に笑ってましたし、ネタ合わせにはない遊びもありましたし。半分違うネタになったので、気楽にできたっていうところもありますね。
野村:本番、楽しかった分、そのふり幅で(受賞の瞬間は)涙が止まりませんでした(笑)。
(2013年4月24日更新)
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