受賞会見での様子は以下の通り。

●ルール等リニューアルし、全国から精鋭が集まり厳しい戦いを強いられたが？

濱家隆一(以下、濱家)「組数も増えましたし、優勝するのもすごく難しいやろうなと思っていたんですけど、僕たちも出られると知ってから優勝するしかないと、それだけ思ってやってきてので、組数が増えたとこによって優勝に凄みが出たなと思います」

山内健司(以下、山内)「全国放送ということで東京のめちゃ面白い芸人の人もたくさん参加されて。すごくハイレベルな戦いになって。僕の実家は島根なので、両親はなかなか僕が出ているテレビ番組を観られないんですが、今回、島根でも放送されたみたいなので多分見ていると思うんですけど…。多分…多分見ていると思うので、喜んでくれているんじゃないかと思います」

●クラス内で起こった事件に対して先生と生徒のやり取りを描いたコント「ホームルーム」で沸かせたかまいたち。その手ごたえはいかがだっただろう。

濱家「昨日の準決勝ではテンポが速かったかなとか思うことがあったんですが、今日はいい間でできたと思います」

山内「１回戦からこのネタ１本でやってきて、徐々に修正して一番いい形でできたかなと思います」

●ネタを選んだ理由と予選２位というポジションについては。

濱家「もう一つ、かけようと思っていたネタがあって、僕はそれがいいかなと思っていたんですが、うちのリーダーが絶対『ホームルーム』だと。2位という部分では、最初はすごくいい位置だと思ったんですけど、最後に１位のコンビがネタするという、あの４分がすごく苦しかったです。でも全部がうまい方向に行ったんじゃないかと思います」

山内「そうですねぇ…、もう１本のネタとどっちにするか結構悩んで。準決勝と決勝は基本、同じネタということだったので、準決勝の前はかなり悩みましたが、僕は『ホームルーム』の方がいいと思って。それで準決勝でもかけたんですけど、前日の夜11時くらいに相方から電話がかかってきて、もう１つのネタの方が…みたいなことを言い出して。まだ言うてんのか!?と。もう無理やから！って、『ホームルーム』のよさを相方に伝えて電話を切りました」

濱家「『このネタはこういうところが面白いんだよ』ということを、１から説明を受けました」

●2007年のグランプリに続き、史上初の2連覇となったかまいたち。2007年の受賞から今までを振り返ってもらった。

濱家「さっきも伸び悩んでいると言うたんですけど、2007年にグランプリを獲らせてもらってから売れることもできずに、恩返しができてないなという気持ちがありました。なので、今回またチャンスを与えてくれたABCさんに感謝しています。今回はエントリー数が多くなったとか、いろいろあった上で優勝できたたので、それだけ実力がついたんじゃないかなと少しだけでも思っています」

山内「前回優勝させていただいたときは、中国人キャラのネタをさせてもらって。あの時、本当にあのネタしか持っていなくて、ほかに何もない状態でした。今はたくさんネタを作って、今回もいろんなネタがある中で『このネタかな』と選んで優勝できたので、ほかのネタを見せてと言われても大丈夫なので、胸を張って優勝できたなと思っています」

濱家「前回はコンビ結成して2年目ぐらいだったので、わからんうちに優勝できたような、ラッキーパンチ的な感じやったんですけど、それから今まで、同期がメジャーになったりして僕らだけ特に何もないまま過ごしてしまっていました。なので、本当にこの１回にかけて、絶対に優勝しようという気持ちでやったので、前回より感慨深いものがあります」

山内「僕も一緒で、前に優勝したときは本当に早くて、優勝の難しさを知る前に優勝させてもらって。それから何も賞レースで結果が出せず、優勝の難しさを知ったので、今日優勝できてすごく嬉しいです」

●300万円の賞金の使い道と次の目標を。

濱家「前回の賞金が100万円でだったので、分け前の50万のうち30万を母親にあげました。今回は100万円を母親にあげて、残りの50万円で先輩に借りたお金を返して、それでも残るので後輩とパーッと飲み食いしたいと思います。ただ、飲み食いといっても僕、痛風になりまして、28歳で尿酸値11.1という信じられない数値が出たので、僕はお茶を飲むだけ。あとは後輩にお鮨なり焼肉なり食べてもらって楽しんでもらいたいと思います」

山内「僕は前回、濱家君より１万円、賞金を多く母親に分けたんですけど、今回は100万円と言っているので、それはちょっと厳しいです。正直、優勝できるとは思っていなかったので、レギュラーで出させていただいている『わっしょい！5up』(ABC朝日放送／毎週日曜深夜0時58分～)という番組の演出の方に、『僕、優勝したら100万円を競馬とかで転がす企画とかやりますよ』って言ってたんです。いざ獲ると100万円…果たしてそれでいいのかと今、すごく思っています。あと、単独ライブを毎月、5upよしもとで行っているんですが、『優勝したら2月にすごく豪華なコントを1つします』と言ったので、そこでも使わせていただこうと思います。ぜひ単独ライブにお越しください！」

●そして今後の目標を。

濱家「痛風を治して、お水をたくさん飲みます。あと、今回、コントでグランプリを獲らせていただいたので、次はコントの全国大会で優勝したいです」

山内「僕も別の大会で結果を出して、ABCのチャンピオンってすごいなと言われるよう頑張りたいと思います」

●最後に、こんな番組に出たいというPRを。

山内「そうですね…、２時間以上のロケ禁止…」

濱家「贅沢を言うな!!　何時間でもします!!」

山内「何時間でも、どんな仕事でやらせてもらいます！」

濱家「ペットボトルのお茶だけ用意していただいたら、なんでもします！」

山内「何でもできるということを、体を張る系でも、グルメ系でも、何でもできますので、ぜひよろしくお願いします！」