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「フィクションの持つ力を信じたい」
時代と真摯に向き合った最新作を2本立てで

大阪市を活動拠点にする「A級MissingLink」と仙台市を活動拠点にする「三角フラスコ」が10月15日(土)より大阪・ウィングフィールドにて合同公演を行う。

この企画は、2010年に10周年を迎えたA級MissingLinkと15周年を迎えた三角フラスコが、それぞれ11年目、16年目の次なるステップとして、2年ほど前から進めていたもの。約60分程度の中編新作を用意し、2本立てで上演する。

3月11日に発生した東日本大震災。それから約1ヵ月半後に仙台を訪れたA級MissingLink代表の土橋は三角フラスコの生田と再会し、改めてこの合同企画について話し合った。そして、キーワードを「沈黙」と決めた。

それぞれ、「沈黙」をテーマに何を描いてゆくのか。暴力的なノンフィクションに負けず、「物語」=フィクションの力を信じると語るのは総合プロデューサーの森忠治。大阪と仙台で活動する2つのカンパニーが時代と真摯に向き合って作り上げた作品にぜひ、立ち会ってほしい。

【A級MissingLink】
2000年3月、近畿大学演劇部覇王樹座出身者を中心に旗揚げ。主に大阪を拠点に活動する。2003年3月、『小屋ヲ建テル』で若手演出家コンクール2002最終選考にて演出家・土橋淳志が最優秀賞を受賞。KAVCチャレンジシアター'02-'03(神戸アートビレッジセンター)や、大阪現代演劇祭ステップシアター(2004年、大阪市立芸術創造館)、ウイング再演大博覧會2004(ウイングフィールド)、精華演劇祭vol.10[公募演劇祭](2008年、精華小劇場)など劇場企画に参加。2009年より定期的に「トライアウト」と銘打った、表現と劇団運営体制のトレーニングを目的とした試演会も行っている。

【三角フラスコ】
1995年結成。宮城県仙台市を創作拠点として活動している。代表の生田恵がほぼ全ての作品で作・演出を担当し、作品に応じて劇場以外にも野外やアートギャラリー、喫茶店、美術館などあらゆる空間で公演を行っている。近年の代表作は、2009年3月『蝶のやうな私の郷愁』(せんだい演劇工房10-BOX)、同年10月、11月に再演した『星屑とボタン』(エル・パーク仙台/ウイングフィールド)、2010年3月『ことりとアサガオ』(エル・パーク仙台)、同年7月『てのひらのさかな』(エル・パーク仙台)、11月『これが現実だ』(せんだい演劇工房10-BOX/ウイングフィールド/エル・パーク仙台)などがある。




A級MissingLink+三角フラスコ合同公演

A級MissingLink第18回公演「限定解除、今は何も語れない」
作・演出 土橋淳志
出演 横田江美、松原一純、細見聡秀、幸野影狼、新城アコ、松嵜佑一、緒方晋(The Stone Age)


三角フラスコ#36「あと少し待って」
作・演出 生田 恵
出演 瀧原弘子、小濱昭博|岩住浩一(シェイクスピア・カンパニー)、山澤和幸

上演時間120分*途中休憩有り(予定)

(2011年10月13日更新)


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公演情報

A級MissingLink第18回公演「限定解除、今は何も語れない」+三角フラスコ#36「あと少し待って」

10月15日(水)~18日(火)
●10月15日(金)15:00/19:30
●10月16日(日)15:00
●10月17日(月)15:00/19:30
●10月18日(日15:00/19:30

ウイングフィールド

前売2300円

当2,800円

平日マチネ(完全予約制)1800円
※大阪公演:10/17(月)・18(火)15時開演対象

U-25割1000円/ペア割4000円(枚数限定・WEB予約のみ)

A級MissingLink公式サイト
http://www.aqml.jp/

三角フラスコウエブサイト「すずかけ」
http://www.frascoweb.jp/