ホーム > NEWS > 名作ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』が 9月11日(日)より大阪四季劇場で開幕! 新たなるトラップ一家の子役オーディションをレポート
大阪四季劇場にて、9月中旬に開幕予定のロングランミュージカル公演『サウンド・オブ・ミュージック』。
ナチス占領下のオーストリアに実在したトラップファミリー合唱団の実話を基にミュージカル音楽の巨匠、ロジャース&ハマースタインの作詞・作曲コンビが手がけた本作は、'59年にブロードウェイで開幕し、翌年にはトニー賞のほとんどを受賞。以来、1433回というロングランを記録した。そして、'65年には映画化もされ、アカデミー賞5部門を受賞し、世界的大ヒットに。劇中の「ドレミの歌」や「エーデルワイス」など、知らない人はいないと言っても過言ではないほど、日本でも大ヒットとなった人気ミュージカルだ。
その名作舞台を劇団四季では、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』などを手がけたアンドリュー・ロイド=ウェバーが'06年にプロデュースした最新版を上演。昨年4月に東京で初演されて以来、高い評価を受けている。
舞台は'38年のオーストリア。名門トラップ家の母のない7人の子供たちのもとへ、見習い修道女のマリアが家庭教師としてやってくる。彼らの父、フォン・トラップ大佐によるまるで軍隊のような教育により、歌を知らずに育ってきた子供たち。そんな環境下でマリアは、愛、情熱、音楽をたっぷりと一家に注ぎ、家族の明るさを取り戻し、そして大佐とも惹かれ合って結婚。幸せいっぱいの中、トラップファミリー合唱団も結成するのだが、彼らの背後にはひたひたとナチスの暗い影が迫っていた。
ひとりの女性の成長とトラップ一家の心の交流を描いたこの物語において、とりわけ大きな感動をもたらすのがトラップ一家の子供たちだ。5月2日(月)には、『サウンド・オブ・ミュージック』大阪公演の子役オーディションが行われ、長女リーズル役以外の2男4女の選考会が開かれた。この本選へと進んだのは、計200通を越える応募の中から選ばれた6歳から中学生までの男女44名。オーディションでは緊張した面持ちながらも全力で自己表現する彼ら。あふれんばかりの熱意で役に挑み、役そのものを理解し、歩み寄ろうとする姿には、思わず引き込まれるような気迫も感じられた。
そして既に子役は決定し、それぞれ稽古にも入っているとのこと。大阪四季劇場で、新たなるトラップ一家の仲間たちに出会える日が待ち遠しい。
『サウンド・オブ・ミュージック』
9月11日(日)から開幕
会場:大阪四季劇場
(2011年5月16日更新)