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チーム活動を再開させたガンバが新戦力を獲得

3月初旬に選手6名、スタッフ2名に新型コロナウイルスの陽性者が出たため、9日からトップチームの活動を停止させていたガンバ大阪が、3月23日に活動を再開させた。
 
3月開催予定の6試合がすべて中止になった間、他のチームは試合を消化。首位・川崎Fとの勝点差は19に開いたが、「日程的には過密になるかもしれないですけど、延期で試合がやれるのであれば、そこで負けないようにっていう気持ちなので、焦りというよりは再開されたら頑張ろうという気持ちのほうが大きかったです」(三浦弦太)。それは他の選手も同様で、「オンラインでのトレーニングではみんなとコミュニケーションを取りながらやっていましたけど、選手たちは常に前向きな姿勢を保ち続けてくれているので、これからどんどん練習を重ねて、開幕した頃よりもよりよい状態に持っていきたいと思います」(宮本監督)と話した。
 
試合の代替日が決まった場合、今後さらなる過密日程になることが予想されるが、昨年も過密日程を戦いに抜き2位の成績を収めている。その経験から、「ケガ人ができるだけでないような戦い方が必要になると思います。ただし、選手層の厚さは求められると思うので、チーム全体にチーム戦術を浸透させて、どの選手が出ても目指すパフォーマンスに繋げていけるようなチーム作りが必要になってくると思います」(宮本監督)。
 
その選手層の厚さという部分では、さらなる戦力アップを目指し、欧州でのプレー経験を持つブラジル人FWウェリントン シルバの獲得を25日に発表。新規入国制限措置により、来日は入国可能になってからになるが、「僕自身、初めてのアジアでのチャレンジになります。チームメイトのみんなと一緒になって、目標を成し遂げたいと思います。早くチームに合流できることを楽しみにワクワクしています。一緒に目標を実現しましょう」とコメントを寄せている。
 
また、「自分のプレーの特長は守備範囲の広さとビルドアップに積極的に関わっていくこと」というGK加藤大智がJ2・愛媛FCから期限付き移籍で加入。合流初日の25日に行われたオンライン会見では、「初日を終えてみて、まだ少しやり方とか戸惑いがありながらなんですけど、今日1回練習しただけでJ1のレベルの高さを感じることができましたし、自分もそのレベルに早く達しないと、慣れていかないといけないと思いました。逆に言えば、これは成長できるチャンスをもらえたなという気持ちなので、これからがすごい楽しみです。試合に出るために来ているので、そこはただただ緊急補強だとかじゃなくて、試合にでるためにしっかり準備しているという心構えであります」と意気込みを語った。
 
再開初戦となる4月3日(土)アウェイでのJ1第7節広島戦、そしてこれがホーム開幕戦となる4月7日(水)J1第8節・福岡戦に向けて準備を進めているガンバ。思わぬ形のシーズン序盤になったが、チーム一丸となってここからの巻き返しを目指す。

取材・文:金子裕希
 



(2021年3月26日更新)


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三浦弦太 (C)GAMBA OSAKA
加藤大智 (C)GAMBA OSAKA
宮本監督 (C)GAMBA OSAKA

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▼4月7日(水)19:00
〈vs アビスパ福岡〉
パナソニックスタジアム吹田


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