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ガンバ大阪がJ1開幕戦でヴィッセル神戸と激突！

2月20日に行われた新シーズンの幕開けを告げる大会『富士ゼロックス スーパーカップ』で、昨季のJ1王者であり天皇杯覇者の川崎フロンターレと対戦したガンバ大阪。前半に2点を奪われたものの、60分にMF矢島慎也のゴールで1点を返すと、67分にはFWパトリックがPKをきっちり決め、試合に振り出すことに成功。その後も得点の気配を漂わせていたが、試合終了間際に失点を喫し2-3で敗戦という結果に終わった。しかし、｢選手が見せてくれたもの、内容というのは自分たちが今年のシーズンスタートしてから取り組んできたものがたくさん出たところはあると思っていますし、そういったところは良かったと思います｣(宮本恒靖監督)と新システムや途中から出場した新加入のFWチアゴアウベス選手、レアンドロペレイラ選手の動きなどには手応えを得ているようだった。
 
そのガンバがアウェイで2月27日に行われるJ1開幕戦で戦うのは、同じ関西のチームであるヴィッセル神戸。神戸は昨季のリーグ戦では14位と低迷したが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では日本勢で唯一のベスト4入りを果たしている。そのため、開幕戦を控えた中で行われたオンライン記者会見では、｢前線には個人の力で試合を動かせる選手、中盤でボールを動かせる選手、ハードワークができる選手、DFラインにはしっかりとした強さ、高さのある選手がそろっていて、バランスが取れたチームだとみています。昨年のACLでの戦いを通してチームとしていろんな経験を積んだ部分があるのではないかとみているので、そういったものに対して我々はどういう風に戦いを挑んでいけるのかというのをしっかり考えて開幕戦に臨みたいと思います｣(宮本監督)。

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一方の神戸も、｢ガンバの選手たちのポテンシャルは非常に高く、強固な守備というのも昨シーズンしっかりと示していますし、そこを崩していく攻撃というのは本当にたやすくないと思っています。得点源であるパトリック選手、新しく入ったレアンドロ ペレイラ選手、もちろん宇佐美選手もいますし、その圧倒的な攻撃力に対して、我々はしっかりと対策を練る必要があると思っています｣(三浦淳寛監督)。また選手も、｢出ている全員の技術が高く、前線にもすごいストライカーがたくさんいて、本当に一瞬で点を取られてしまうという印象があるので、簡単なミスだとか、自分たちでリズムを崩してしまうようなプレーは避けていきたいなと思います｣(MF郷家友太)と話す。

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その神戸は元スペイン代表のMFイニエスタが負傷離脱中だが、｢ヴィッセル神戸は日本人選手のクオリティも高いと思います。僕も代表で一緒にやっていた選手もいますし、彼らの特長などを瞬時に理解する必要が試合中はあると思う。サッカーなのでやってみないと分からないところがありますし、去年は去年、今年は今年なので、僕らはピッチでしっかりアンテナを張って、神戸のやりたいサッカーをチームで共有したいなと思います｣(DF昌子 源)と警戒を隠さない。
 
独特な緊張感漂う開幕戦はもちろん、ゼロックス杯で見せた4-3-3の新システムに挑戦しながら、｢新加入の選手も少しずつチームに慣れコミュニケーションも取れてきているという風に見ていますし、そういった選手がこれからの長いリーグ戦の中でパワーを出してもらいたいと思っています｣(宮本監督)というガンバの今シーズンの戦いに注目を！

取材・文：金子裕希



（2021年2月25日更新）


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試合日程

『J1リーグ開幕戦』
▼2月27日(土)17:00
〈vs ヴィッセル神戸〉
ノエビアスタジアム神戸

『ガンバ大阪 ホームゲーム』
▼3月6日(土)16:00
〈vs 鹿島アントラーズ〉
▼3月10日(水)19:00
〈vs 大分トリニータ〉
▼3月21日(日)14:00
〈vs 横浜F･マリノス〉
パナソニックスタジアム吹田


オフィシャルサイト

https://www.gamba-osaka.net/