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“ミスターセレッソ”こと森島寛晃氏が
代表取締役社長に就任

ミスターセレッソとして“モリシ”の愛称でファン、サポーターから絶大な支持を得ている森島寛晃氏が、12月21日付けで株式会社セレッソ大阪の代表取締役社長に就任した。
 
クラブとして元JリーガーのOBが社長に就任するのは初となるが、「(森島新社長は)ミスターセレッソと言われ、セレッソを1から10まで知っている人間なので、選手の目線でクラブの経営なり、新たな視点でやってくれそうな期待があったと思います」(玉田稔・前代表取締役社長)。10月中旬くらいから打診を受けていたという森島新社長は当初、「まさかそういう話があるとは思わなかったので、最初に聞いたときは自分もびっくりしましたし、最初は丁重にお断りしました。まだ経営とかそういうのを自分はやったことがないので」と辞退していたものの、「クラブ経営は経験がないので悩む部分はありましたけど、何よりもセレッソをなんとかしたいと前向きに考えた中で決断させて頂きました」とこの話を引き受けた。
 
チームは2018シーズン終了後、2年間指揮を執る中で悲願のタイトルをもたらした尹 晶煥(ユン ジョンファン)監督が契約満了により退任。後任として東京ヴェルディの元指揮官であるミゲル アンヘル ロティーナ新監督の就任が決定しているが、FW杉本健勇が浦和レッズ、MF山口蛍がヴィッセル神戸、MF山村和也が川崎フロンターレに完全移籍するなど、2017シーズンのJリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯優勝にも貢献した主力が流出している。それでも、「残った選手たち、新しく入った選手たち、これからチームの一員としてやっていく選手、クラブ、スタッフ、サポーターと一丸となってタイトルは目指していかないといけないと思うので、タイトルに向けて一丸となってやっていくという気持ちです」(森島社長)とクラブ一丸となっての再建に挑む。
 
「セレッソをもっともっと知ってもらいたい、好きになってもらいたいっていう思いは今までどおりあるので、選手の活躍を取り上げて頂く中で、チームをどんどん発信していけたらなと思います。何よりもセレッソをいいクラブにしたいという思いは誰よりも持ってやりたいと思いますし、チームの一員となった選手みんながこのセレッソというクラブを好きになって欲しい、そう思われるように僕たちも周りから一生懸命に盛り上げていきたい」と決意を語った森島社長。2008シーズンをもって現役を引退し、アンバサダー、強化を経てクラブの再建を託された“ミスターセレッソ”の手腕、そしてこれからのセレッソ大阪に注目だ。

取材・文:金子裕希



(2018年12月26日更新)


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