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悲願のタイトル獲得を目指し
大型補強を敢行したヴィッセル神戸に注目

3シーズンぶりに1ステージ制に戻ったJ1リーグで、悲願の優勝を狙うヴィッセル神戸が1月20日に始動。同日に新加入発表記者会見を行った。
 
昨シーズンの成績は1stステージは12位だったものの、2ndステージでは2位になり、最終的には年間順位7位で終了。クラブ史上最高位を記録したが、そこからさらに飛躍すべく、大型補強に踏み切っている。
 
ネルシーニョ体制3年目となる今季は、優勝できるチーム作りを――ということで現場とフロントが一丸となって分析と協議を重ね、積極的な補強を敢行。その結果、「素晴らしい監督っていうのは経験済みですし、1年間を通してモチベーションを落とさないで練習をできるっていうのが監督のオーガナイズのおかげだと思うし、そういうシーズンを過ごしたいなと思って神戸を選びました」と話したFW田中順也にDF渡部博文とかつて柏レイソル時代に同指揮官のもとでプレーしていた2人が加入。また、「神戸を本当の意味で強くしたい、そのために力を貸して欲しいと熱く言って頂いたその言葉で今回移籍を決断しました」と移籍の決め手を語った日本代表経験者のMF高橋秀人、ガンバ大阪の中盤を支えたMF大森晃太郎、昨季湘南ベルマーレでリーグ戦27試合に出場したFW大槻周平といった各チームのレギュラークラスの獲得に成功している。これにはネルシーニョ監督も、「非常に今年のチームに期待しています。個人的にも3年ぶりに本当に本気でタイトルを狙えるチームを指揮できることに非常にやりがいを感じています」と満足そうな表情を浮かべていた。
 
昨季19ゴールをマークしJ1得点王に輝いたFWレアンドロら既存戦力に、今回の新加入選手たちが加わったことで戦力は大幅にアップ。ここに獲得が噂されている元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキの加入が実現することになれば、ほかのチームにとっては大きな脅威になることは確実だ。
 
「タイトルを獲った経験がある者としては選手層が揃っていることが第一で、(試合に)出ている選手のレベルも大事なんですけど、出ていない選手がいかに準備をして、出ている選手にプレッシャーを与えるか。試合に関わっているメンバーの雰囲気がよければいいほど、安定した試合運びになるし、誰が出ても強いチームになればタイトルに近づくと思う。11人だけではシーズン通して戦えないので選手層が大事だと思います」(田中)
 
1年間を勝ちながら戦うためのメンバーが揃った今季、悲願のタイトル獲得となるのか。注目のヴィッセル神戸は、2月25日(土)J1リーグ開幕戦をアウェイで迎え、1年でのJ1復帰を果たした清水エスパルスと対戦。3月4日(土)に行われる第2節がホーム開幕戦となり、アルビレックス新潟を迎え撃つ。

取材・文:金子裕希



(2017年1月23日更新)


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新加入発表記者会見の模様
左から、3年目の指揮を執るネルシーニョ監督、FW田中順也、MF高橋秀人

ヴィッセル神戸・J1リーグ開幕戦

▼2月25日(土)時間未定〈vs 清水エスパルス〉
IAIスタジアム日本平

ホーム開幕戦
▼3月4日(土)時間未定〈vs アルビレックス新潟〉
ノエビアスタジアム神戸


オフィシャルサイト

2017新加入選手

GK前川黛也(関西大学)/DF渡部博文(ベガルタ仙台)/MFウエスクレイ(セアラ)/MF高橋秀人(FC東京)/FW田中順也(柏レイソル)/MF大森晃太郎(ガンバ大阪)/FW大槻周平(湘南ベルマーレ)/MF安井拓也(ヴィッセル神戸U-18)/MF野田 樹(ヴィッセル神戸U-18)/FW向井彰人(ヴィッセル神戸U-18)