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アメリカンフットボールの大学日本一決定戦!

アメリカンフットボールの大学日本一を決める『甲子園ボウル』が12月13日(日)、阪神甲子園球場で開催される。
 
第70回を迎える今年、地域リーグ、全日本大学アメリカンフットボール選手権を勝ち抜き決勝の舞台に辿りついたのは、5年ぶり9度目の出場となる立命館大学パンサーズ(関西)と、5年ぶり3度目の早稲田大学ビッグベアーズ(関東)。この2校が王座をかけて激突する。
 
リーグ最少失点を誇る強固なディフェンスと、RB西村七斗を中心としたランニングプレーを武器に、関西学生リーグ5連覇中の関西学院大学ファイターズを直接対決で退け、5年ぶりに甲子園に戻ってきた立命館大。「非常に経験豊富な強固なディフェンスがまずしっかりとゲームを作って、西村を中心とするランニングプレーで若いオフェンスが点を取ること。うちのチームはディフェンスラインが看板。彼らがオフェンスラインを破壊しないと、勝ち目がない。攻撃では西村がキーマン。チームの中では突出した力を持っている人間ですし、もちろん早稲田さんも西村を止めるためにランディフェンスをしてくると思うんですけど、それでも我々は彼を走らせるというのは間違いない。あとランプレーだけで勝てるわけではないので、オフェンスラインが仕事をするという前提があった上でQB西山がいかに落ち着いてパスを決めることができるかも勝負になると思っています」(米倉ヘッドコーチ)。
 
一方、今回で3度目の出場となる早稲田大も特徴は守備にある。「今年は攻守に起点になる選手がいますが、とくに守備に良い選手が揃っている。まず主将の村橋がディフェンスラインの要。次に二線目はLBのコグラン ケビン。彼はサイズもありますし、能力も高く経験も豊富なので鍵になる。三線目においては寺中というセーフティなんですけど彼も経験豊富で、この縦のラインがしっかり機能することによって、何とか強力なオフェンスに対応していけるかだと思う。その守備を中心とした戦いをベースに、少ないチャンスをキッキング、オフェンスで得点に繋げていくような形でゲームを作っていく」(濱部監督/以下同)とのこと。「何か特別なご縁を感じています」と監督が会見で語ったように、甲子園ボウルでの対戦相手は全て立命館大で過去2度の対決ではいずれも大敗。今回も立命館大の攻撃の中心であるRB西村対策には「止める方法があったら教えて頂きたい」と頭を悩ませているようだが、「何としても良い試合ができるようにしたい」と勝利を目指している。
 
甲子園ボウルでの過去の対決では2戦2勝と立命館大に軍配が上がっているが、「春に早稲田に完封負けしているので、絶対に勝つという気持ちがあります」と田辺主将が話したとおり、春の試合では0-24と立命館大が大敗している。どんな激闘が繰り広げられ、結末が待つのか。大学日本一をかけた熱戦を目撃して欲しい。

取材・文:金子裕希



(2015年12月10日更新)


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(写真左から)早稲田大学の濱部監督と村橋主将、立命館大学の田辺主将と米倉ヘッドコーチ
5年ぶり3度目の対戦となる両校の主将は共に健闘を誓っていた

『第70回 毎日甲子園ボウル』

発売中 Pコード830-945
▼12月13日(日)13:05
〈立命館大(西日本代表) vs 早稲田大(東日本代表)〉
阪神甲子園球場

チケット情報はこちら


『第70回 毎日甲子園ボウル』公式サイト