11月24日に全42節を終えたJ2リーグ戦。2年連続となる3位でリーグ戦を終えた京都サンガは、昨シーズンから導入された『J1昇格プレーオフ』に再び挑むことになった。

 

　3～6位がJ1昇格をかけ、トーナメント方式で対戦するこの戦い。サンガは準決勝で、J参入1年目ながらプレーオフ進出を果たした6位のV･ファーレン長崎をホームで迎え撃つ(もう1試合は、4位･徳島ヴォルティス vs 5位･ジェフユナイテッド千葉)。チーム2位の11ゴールをマークした横谷繁、鋭いドリブル突破をみせていた駒井善成ら主力をケガで欠いて臨んだ最終節は栃木SCに1-2で敗戦。3連敗を喫するなど決して流れは良いとはいえないが、｢負けを引きずることなく、次に向けてしっかり準備したいと思います｣(大木監督)と前を向く。また、かつて日本代表でもプレーし、ナビスコカップ優勝も経験した山瀬功治はこう語る。｢ここまで来たらネガティブなものにとらわれて試合に入るよりは、前向きに入ることがいちばん大事かなと思います。ここまで積み重ねてきたもの、１年かけて積み上げてきたものがあるわけですし、試合に入るまでは自分たちのことを信じて、試合に入ったら単純に試合を楽しめばいいと思います。僕はプレーオフは初めてですけど、例えばナビスコカップの決勝だったり代表の試合もそうですけど、そういう独特な試合は楽しまなきゃ損。緊張とかしちゃうと勿体ないので、単純に楽しめばいいと思います｣。

 

　昨年は6位の大分トリニータに敗れ、まさかの準決勝敗退に終わったサンガ。今年こそその雪辱を果たし、J1昇格を勝ち取れるのか。引き分け以上で京都の決勝進出が決まる注目の準決勝は、12月1日(日)14時キックオフ!!

取材・文：金子裕希