制作に一年半を費やした今作品は、ベーシストとしてVeni Vidi Viciousなどで活動してきた松田祐伴を中心に、QUATTROのギタリストでも知られる松坂勇介などによる、日常のサウンドトラックにして明るさも暗さも内包するポップなサウンドが収録されている。
ベーシストに須藤優(XⅡX)を迎えアルバム全ての楽曲に参加。持ち前のグルーヴィーかつ歌うようにしなやかな須藤のベースに対し、照沼光星(GOD,thatta)、KENSUKE.A(SISTER JET)、大屋博(Veni Vidi Vicious)というそれぞれ個性の違う3人のドラマーが展開するリズムセクションは大きな魅力の一つだ。また、ギタリストとして様々なアーティストをサポートするカンノケンタロウが、ギターは元より鍵盤を弾く楽曲もある。そしてseasunsaltのふじたまゆがヴァイオリンとコーラスで参加し、楽曲に彩りを加える実に聴き応えのある作品となった。
《収録曲》 01. Apple 02. Delay 03. Joxter 04. Music 05. Nothing 06. Somewhere 07. End roll 08. Ordinary Morning
Profile
カンヴァス…ベーシストとしてVeni Vidi Viciousなどで活動してきた松田祐伴を中心に2013年に結成。メンバーチェンジを経て、QUATTROのギタリストでも知られる松坂勇介が2017年正式加入。 現在は松田祐伴(vo&g)、松坂勇介(g&cho)、釡瀬雄也(g&syn)の3人で活動している。作詞作曲は主にボーカルの松田祐伴が行うが、担当パートやジャンルにとらわれずに自由な楽曲を制作する。