『MINAMI WHEEL 2015』の出演者の中から
独断と偏見と愛をもってススめる
大好評ミナホ“推しメン”5周年企画・第3弾は
梅田Shangri-La キイリョウタさんが参戦！

　大阪ミナミのライブハウス20ヵ所以上を舞台に繰り広げられる、関西音楽シーンの秋の名物イベント『MINAMI WHEEL』。パス1枚で1日ライブ見放題のスタイルで、400 組以上が出演するこの巨大イベント。そこで、ぴあ関西版WEBでは、毎年大好評のカウントダウン企画として、関係各者が選んだオススメアーティストをピックアップする『MINAMI WHEEL 2015 “俺の推しメン” 5th Anniversary』を実施！　そう、今年で5周年なんです!!　第3回目は、ミナホ期間中はキタから指をくわえて見る…わけじゃない!!　毎夜アツいライブを展開する梅田Shangri-La キイリョウタさんがレコメン！

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　去年私は言いました。

「今年、この推しメンを見てバンドを決めたという話がなければ引退する」と。

　声かけてくれましたよ。スタッフや、元スタッフ。そして技術スタッフや元技術スタッフ。…いや、休んどるがな。お前らシャングリラ休んでミナホ観に行ってもうとるがな。まぁ、とは言え…おかげさまで推しメンの入場規制も発生し、これはもう“推しメンバブル”と言っても過言ではないかと。そうです、ここでの記事は読まれているのです!!

　今年もやります！　やらせてください!!


【10/10(土)】
感覚ピエロ…破竹の勢い。シャングリラでのワンマンも完売。『onion night!』とのツアーも完売続出。初日の一番目からBIGCATがパンパンなのが想像出来ます。観たことがないという方は黙って行ってください。もちろんここで言うまでもなく分かってるとは思いますが、おっぱい。O・P・P・A・I。

LAMP IN TERREN…松本大(vo&g)の歌がとにかくすごいです。これは初めて観たときから言ってますが、ホール級の会場で歌う姿が思い浮かびます。世の中にそっち側とこっち側の人がいるんだとしたら、完全にそっち側の人です。以上。

psybava…メンバーチェンジ、休止などを経てここへきて今が一番の状態なのだと思います。音楽的にはルーツミュージックというより自然を感じさせるのはもちろん、躍動感と未来に向かうエネルギーと優しさを感じられる、ミナホ初日のトリにはぴったりの、1日の疲れを忘れさせ次の日も頑張れるような、そんな気持ちにさせてくれるはず。インストって本当に難しいんです。


【10/11(日)】
The Flickers…知名度は元々あったと思うんですが、ここ数年で圧倒的な存在感と破壊力を身につけてきたと感じています。めちゃくちゃROCKしているのに切なくなるような、危ういけど未来の見える、力強い音楽をたくさんの人に聴いてもらいたいです。

水、走る…5年くらい「ミナホ出たら？」と言い続け、今年、念願叶って初のミナホ出演！見た目は巨人だけど、歌は繊細な山田好転が全て作詞作曲。幅の広く柔軟な音楽性はどんなジャンルを好きな人でも聴けてしまいます。この日は後日何かと引き換えられるプレゼントもあるらしく気合十分(推しメンで宣伝しろと言われました)。店長的には『ミラーボールは光の雨』という曲がかなり好きです。オススメです。知名度こそまだまだありませんが、今年一番の期待を込めて大プッシュ。

密会と耳鳴り…今年は『RUSH BALL☆R』に始まり、シャングリラ10周年野音、『見放題』、『RUSH BALL』本編、『イナズマロックフェス』など、自分たちのキャパを大きく超えたイベントに数多く出演しました。12月には自主アルバムの発売も控え、今回のミナホでもサンホールという大きなステージに大抜擢。ノリや勢いだけではない確かな演奏力と、ガールズバンドでは観られないブチ切れたステージは必見です。ただ、「密会と耳鳴りじゃぁぁあああ！」というのはキュウ●ソネ●コカミのパクリではないですよね…？

8otto…「音楽は続いてナンボ」とまでは言わないですが、積み重ねてきたものが違います。他とは確実に違います。少し緩いリズムなのにROCKしてグルーヴしてるバンド感、シャウトするボーカル、ステージングも含めライブとはまさに8ottoのためにあるといっても過言ではない。毎回言葉に詰まるような感動をもらってます。これがミナホで観られるなんて最高。バンドマンにも観て欲しい。


【10/12(月･祝)】
Yasei Collective…圧倒的な演奏力と音楽的感性。音楽とは聴く側にも知識や経験がいるんだということを感じさせてくれます。もちろん難しいだけじゃない。ドキドキするような緊張感のあるステージは思わず「イエイ！」と叫んでしまうのは私だけではないはず。You Tubeでは伝わらない間やダイナミクスはヤセイコレクティブで体感出来ます。

Predawn…まさに名前の通り夜明け前のような物静かで穏やかで、でも少し狂気も感じるようなそんな佇まいで歌う彼女。そんじょそこらの弾き語りとはワケが違うのは、すべて1人で行なう音作りへの飽くなき探究心でしょうか。懐かしいようなルーツ感と新しい音楽の扉をノックするような世界を是非。

GLIM SPANKY…「待ってました」と言いたい！　ルーツミュージックでロックでブルースな歌とギター大好きなんです。ミナホだからこそいつも聴かないようなジャンルの音楽を聴いて欲しい。グリムスパンキーが今の日本の音楽シーンには必要ですねん。


　今年はBIGCATとJANUSのメンツがとにかくいいですね…。チェックしたのがこの2ヵ所にかなりあります。というかほぼです。自分は迷ったらこの2会場へ行くような気がします。かなり厳選し過ぎた感はありますが、毎年同じバンドをオススメしてもあれなんで。ですが、去年と一昨年のも参考にしてもらえたら、さらに納得していただけるかと!!

（2015年10月 5日更新）