今年もやります!レイ・ハラカミ42歳のお誕生会
「広い世界」が12月9日(日)10日(月)開催!
昨年7月に逝去したミュージシャン、レイ・ハラカミ。昨年12月10日に開催された彼の“お誕生会”「広い世界」は、サプライズ・ゲストとして登場したくるり岸田繁や二階堂和美、Asa-chang(演奏はせずケーキのロウソクの火を吹き消すためだけに登場!)、山本アキヲ+サワキオキヒデによるテクノユニットTANZMUZIKの復活ライブなども含め、大盛況に終えた。そして今年もレイ・ハラカミの誕生日である12月10日に「広い世界」の開催が決定! しかも今回は、12月9日(日)METRO、12月10日(月)KBSホールの2会場連日開催となる。
昨年同様このイベントを取りまとめるのは、レイ・ハラカミとは10年来の交流がある京都在住の音楽家、RUBYORLA。雅楽+エレクトロニカの大所帯プロジェクトHARP ON MOUTH SEXTETを率いるほか、
テノリオン演奏の国内第一人者であり、関西電子音楽シーンの重要人物だ。曰く「昨年の「広い世界」を終えた後に沢山の感謝のツイートやメールを頂いたり、agraph君には「なんで誘ってくれなかったんですか~」と言われたり、まりんさんには「来年は絶対出るから、ヨロシクね!」と嬉しい一言をもらったり、いろいろと反響が凄すぎて、既に開催しない訳にはいかない状態になってました
」と開催のいきさつを語る。
当初は東京での開催も検討されていたそうだが「京都に住んでる人間が「誕生日パーティやるんで来てよ!」「あ~行く行く!場所は?」「場所は東京の○○で!」っておかしいじゃないですか?(笑)」とのことで、今回もレイ・ハラカミの拠点であった京都が会場となる。そして今回のステージは、今も語り継がれる2005年にLIQUIDROOMで開催されたレイ・ハラカミ初ワンマンの衝撃を再現すべく、映像を高谷史郎が、PAをZAKが担当、その時の共演者でもあるDJ WADAも出演する。また先のRUBYORLAの発言にもある通り、砂原良徳の出演が決定しているほか、大友良英、ショコラ&アキト、さらに、かつてレイ・ハラカミとの幻のユニット「
きまぐれ☆ボーイズ」を組んでいたスッパマイクロパンチョップなども参加。今年も超豪華なメンバーがお祝いに駆けつけることとなった。
また、昨年のクライマックスを飾ったAUTORAがバンドセットで登場、さらに今回も参加の最年長(82歳)生きる伝説・大野松雄も、ここでしか聴けない”この世ならざる音”を披露する。特にミキロフやヤベミルクは、首謀者のmatsu&takeらとイベント『SPOTLIGHT』を97年頃よりスタートさせ、昨年出演のイルリメ、リョウアライなど多くのアーティストと関わり関西の電子音楽シーンを盛り上げてきた。また古くから何度もレイ・ハラカミをイベントに呼ぶなど関係はとても深い。「彼らの存在は関西のシーンで重要な存在で、SPOTLIGHTがなければ歴史は変わっていたかも知れない」とRUBYORLAは語る。そうした中で、レイ・ハラカミは自身の歴史を変える、くるりの「ばらの花」リミックスを完成させた。