元The Miceteethの藤井学（key）、次松大助（synthesizer）、赤犬の濱本大輔（ds）によるインストゥルメンタル・バンド、MaNHATTAN。彼らの初の自主企画イベント『リズムアソビ』が、7月22日（日）大阪・東心斎橋のCONPASSにて開催される。

 

　ゼロ年代のオーセンティック・スカバンドを代表する存在だったThe Miceteeth、そして山下敦弘や熊切和嘉など大阪芸術大学卒監督の映画音楽を数多く手がける全方位型ビッグバンド、赤犬。関西を代表するふたつのバンドのメンバーから成るのがMaNHATTANだ。その音楽性は、ポストロックを通過したファンク、ジャズ、アフロなど様々なビートに焦点をあてたエクスペリメンタルなもの。土着的なビートの隙間を漂う柔らかなオルガンなど、クールな響きが印象的だ。

 

　“リズムアソビ”というイベントタイトルは、まさにそんな彼ららしいものであり、第一回となるゲストには、DE DE MOUSE + his drummer、ALTZという、これまた独自のリズムを追い続けるアーティストが登場する。

 

　木村カエラへの楽曲提供などでも知られるDE DE MOUSEは、偏執的なまでにエディットされた多彩なリズムやレトロ・フューチャーな旋律で、エレクトロ界の異端児とも呼ばれる。同時にツインドラムを従えたバンドスタイルなど、独創的なステージも披露する。今回はドラマーにJimanicaを迎えたDE DE MOUSE + his drummerというセットだ。さらにDJには、ストレンジでどこかファニーなダンス・ミュージックをプレイするALTZ。

 

　今後のシリーズ化も楽しみなイベントの第一回。魅力的な３組による未知なるリズムの遊びに酔いしれたい。