関西最大のライブサーキット
『MINAMI WHEEL 2011』の出演者の中から
独断と偏見と愛をもってススめる
ラインナップ“推しメン”企画・第4弾！

　大阪ミナミ一帯のライブハウス20ヵ所以上を舞台に繰り広げられる、関西音楽シーンの秋の名物イベント『MINAMI WHEEL』。パス1枚で１日ライブ見放題のスタイルで、これからの音楽シーンを担う注目新人を中心に、今年もジャンルレスに300 組以上が出演する同イベント。ぴあ関西版WEBでは、その開催カウントダウン企画として、関係各者が選んだオススメアーティストをピックアップする『MINAMI WHEEL 2011 “俺の推しメン”』を始動。いよいよ今週末に開催が迫った第4回目は、メジャーからインディーまで、いろんな意味で広い顔と守備範囲でフォローする、FM802DJ：飯室大吾さんがレコメンド！

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　ほっほー。このコーナーってそんなにたくさん書いていいんですか？　いや～そりゃ嬉しい。でも!!　それでもきっと書ききれない。ミナホの規模を考えれば、ね。分かってくれるでしょ？　しかも、例年になくアナタの発掘魂をくすぐるラインナップ。つまり、我が番組、FM802『RADIO∞INFINITY』(金曜21:00～23:48)を通じて出会い、共有・発信しているバンドが勢揃い。やーばいね、今年は。

一つ。観たいバンドの時間がかぶる。それがミナホ。
 

　ハッキリ申し上げます。今年最もアタマを悩ませるのは2日目。15日(土)に各会場でトリを飾るバンドのえらいこっちゃ感。まずはエニクスパルプンテ。松キョン(vo&key)にキュンキュンしてください。ただ、デストロイモード(僕が勝手にそう言ってます)に入ったときは覚悟してくださいね。一瞬で飲み込まれます。そして、AWAYOKUBAはゆっるい精神と本気のファンクを武器に堺から世界へ羽ばたく。いや、寄り道しながら歩み行く。アルカラのライブと言えば、洪水のように音が押し寄せる高い演奏力。スベリ知らずのMCも醍醐味のひとつ。続いて東京カランコロン。浮遊系かと思いきや、それはせんせいちゃん(key)に限ってのこと。実はアグレッシブないちろー(vo&g)との科学反応で1人残らず魔法にかけて、会場を出るときには皆さまの脳内でエンドレスリピート開始。藁人形売りの少女、という肩書きは数あるミナホアーティストの中でも彼女だけのもの。そうです、小南泰葉。久々のフルバンド編成でのライブを観た後はソッコーで物販へ。もちろん彼女の手作り藁人形と音源を買うためです。さて、ざっと挙げただけでも、ほーらね、このかぶりっぷり。しかし、ビックカメラに行ったってコピーロボットは売ってない。だから観たいライブをすべて観られる訳じゃないんです。でもね、観られなくても後悔なんかはしちゃいけない。絶対に観たいバンドはタイムテーブルにでっかい丸を付けておいて、観られなかったバンドはこれからの音楽ライフで追っかけていきましょう。
 

一つ。まだ観ぬバンドを目撃できる。それがミナホ。
 

　前から気になってて音源だって毎日聴いている。でも念願のライブはまだなんですというバンド、誰にだっていますよね？　観ちゃいましょうよ、ミナホで。3年連続でサマソニに参戦し、既に来春Zeppワンマンも決定しているandrop。空間全体を作品とする芸術をインスタレーションって言うけど、まさにそんなライブです。このバンドを観るにあたってアナタが戦うべき相手は入場規制。がんばれミナホっ子。
 

一つ。日付が変わっても宴は続く。それがミナホ。
 

　真夜中ホイール。うひひ！　わくわくするね、オールナイトは。初日金曜、本編を楽しんだ後はなんばHatchにいらっしゃい。まずは2年連続のTHEラブ人間。恋愛至上主義の名の下に、素直に心をえぐられて下さい。鼓膜直結ビート爆音サイケ野獣系バンド、撃鉄に関しては前知識不要。MONICA URANGLASSでは頭カラッポにして踊ってください。残念ながら18才未満の諸君は入れないので、オトナホイールです。僕はDJするけど、もちろん呑むよ！　以上です!!

（2011年10月11日更新）