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ホールを包み込む壮麗なオルガンの響き
気鋭のオルガニスト、ニコラ・プロカッチーニを
迎える「真夏のオルガンコンサート2022」

ザ・シンフォニーホールのステージ上部にそびえるパイプオルガン。3732本のパイプと音色を調整する54のストップを持つ、スイスのオルガンビルダー、クーン社製の名品だ。その壮麗な音色が楽しめる「真夏のオルガンコンサート2022」が7月30日(土)に開催される。毎回、国内外の優れたオルガニストを迎えて行われる、同ホールの夏の恒例企画である。

今年オルガニストに迎えるのは1995年、イタリア出身のニコラ・プロカッチーニ。2018年、第5回ブクステフーデ国際オルガンコンクールに優勝。昨年10月に札幌コンサートホールKitaraの第22代専属オルガニストに就任した気鋭の奏者である。ザ・シンフォニーホールのオルガンで「バッハの多彩な世界を表現したい」と意気込みを語る。
 
「子どもの頃からバッハの音楽を聴くのがすごく好きでした。初めて聴いた時にバッハの音楽はとても落ち着いていて、しかも体に染み込んでくるように思えました。思わず歌い出してしまいそうな感覚でした。その感覚は専門的に勉強していくうちに、思っていたよりも複雑なものだとわかったのですが、それでもなお、バッハの響きは今も自然に自分の中に染みこんで来ます。こうしたバッハの音楽の魅力をお届けしたいと思います」
 
プログラムは荘重な響きの前奏曲とフーガ ト短調に始まり、美しいコラール(讃美歌の旋律に基づくオルガン曲)をはさみながらバッハがその技巧を注ぎ込んだトリオソナタを中心に置く構成。さらにコラールやフーガをめぐりつつ、天上の華やぎに溢れた幻想曲ト長調で幕を閉じる。ひとつの宇宙にも例えられるバッハの世界が、豊かな音響で繰り広げられる。
 
「今回演奏する作品はバッハの初期、円熟期、そして晩年の作品から幅広く選んでいます。曲のキャラクターや音色の違い、そして魅力を十分に感じ取っていただけると思います。万華鏡のように変化するバッハの音楽とともに、素晴らしいひと時を皆さまとご一緒したいと考えています」



(2022年7月22日更新)


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オール・バッハ名曲選!! 
真夏のオルガンコンサート2022

7月30日(土) 14:00開演(13:00開場)
ザ・シンフォニーホール
全席指定3,000円(税込)
チケット発売中 Pコード 207-870

【プログラム】
▼J.S.バッハ
前奏曲とフーガ ト短調 BWV 535
いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV 676
フーガ ト短調「小フーガ」 BWV 578
バビロン川のほとりに BWV 653b
トリオ・ソナタ 第5番 ハ長調 BWV 529
いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV 711
いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV 717
フーガ ハ短調 BWV 575
汝イエスよ、いま天より降りたもうや BWV 650
幻想曲 ト長調 BWV 572

オルガン:ニコラ・プロカッチーニ
    (第22代札幌コンサートホール専属オルガニスト)

【問い合わせ】
ザ・シンフォニーチケットセンター
■06-6453-2333

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