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敬虔な祈りと華やかなミュージカルナンバー
山口綾規(Org)、オクサーナ・ステパニュック(S)
を迎えるクリスマス・オルガンコンサート2021

街にクリスマスソングが流れるこの季節。慌ただしかった1年を振り返りつつ、穏やかな、そして前向きな気持ちになれるコンサートはいかが?ということでおすすめしたいのが、12月18日(土)、住友生命いずみホールで行われるクリスマス・オルガンコンサート2021。30年以上にわたって毎回優れたオルガニストを招き、年末のひとときを彩ってきた伝統のコンサートだ。
 
今年のオルガニストは、好評だった昨年に引き続き、山口綾規(りょうき)を迎える。2020年に放送されたNHKの連続ドラマ『エール』ではオルガン監修も務めた、この楽器のスペシャリストだ。前回公演ではドラマの挿入曲でもあった讃美歌『うるわしの白百合』も演奏。会場を静かな感動で包んだ。かつてアメリカで無声映画の演出に使われたシアターオルガンを演奏する、数少ない日本人オルガニストでもある。
 
「クリスマスも近いし土曜日だし、今年はぜひより多くの人にオルガンの多彩な響きに触れていただきたいと思って、前半はバッハをはじめとする伝統的なクリスマスのお祈りの曲を中心に、後半には舞台や映画などでもおなじみのミュージカルナンバーを取り上げました。おひとりでも、友達同士でも、ご家族でも楽しんでいただけるコンサートにしたいと思います。まず敬虔な雰囲気でクリスマスを感じていただいて、それから、皆さんも良くご存じの曲で一緒に盛り上がる、といった感じですね」。山口綾規はそんな風に語る。ゲストに迎えるのはウクライナ出身のソプラノで、日本でも幅広く活動するオクサーナ・ステパニュック。彼女の母国の歌という『ドニプロヴツキー・ワルツ』など、新鮮なナンバーもまじえながらのプログラムだ。オルガンの壮麗な音色がホールに響く時、聴く人の心もきっと、幸福な暖かさで満たされるに違いない。
 
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「パイプオルガンでミュージカルナンバーというと少し意外に思われるかも知れませんが、これはシアターオルガンも演奏する私には、実はとても自然なことなんです。いずみホールのオルガンはフランス製のクラシックなオルガンですが、私が持っているいろいろなアイディアを活かしながら、お客さまに新鮮な音楽の体験をお届けしたいと思っています。こうしてお客さまにオルガンの魅力をお伝えできる時間は私にとっても大きな喜びで、たくさんの方と素敵なコンサートのひとときをご一緒できたらいいな、と考えているところです」​。



(2021年11月29日更新)


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クリスマス・オルガンコンサート2021

●12月18日(土)
12:00開演(11:15開場)
16:00開演(15:15開場)
住友生命いずみホール 全席指定-5000円
チケット発売中 Pコード:203-343

【オルガン】山口綾規
【ソプラノ】オクサーナ・ステパニュック

【プログラム】
J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 
J.S.バッハ=グノー:アヴェマリア(★)
G.カッチーニ:アヴェマリア(★)
シャモ:ドニプロヴツキーワルツ(★)
A.アダン:オー・ホーリー・ナイト(★)
クリスマスキャロル集
ギルマン:ラングドック地方のノエル
H.ミュレ: カリヨン退堂曲
         
<ミュージカル特集>
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 踊りあかそう(★)
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■サウンド・オブ・ミュージックメドレー(★)
 
J.シュトラウスⅡ:喜歌劇「こうもり」序曲

(★) オルガン&ソプラノ 

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