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北欧の名門来日公演、ソリストに三浦文彰登場!

毎年、海外の著名な指揮者やオーケストラの豪華共演を実現する『東芝グランドコンサート』。39回目となる2020年は、次世代を牽引する34歳の若きマエストロ、サントゥ=マティアス・ロウヴァリが、スウェーデンの名門エーテボリ交響楽団と至高の音楽を紡ぐ。ロウヴァリ指揮での演奏は日本初演となり、さらに、ソリストには世界的ヴァイオリニスト、三浦文彰の出演が決定した。公演に先駆け、楽団の本拠地エーテボリを訪ね、今回披露するショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」を早々に手合わせしてきたという三浦。会見で楽団の印象と公演への意気込みを語った。
 
「現地で僕が一番驚いたのは、コンビの相性がすごくいいこと。オーケストラは指揮者のロウヴァリさんが大好きで、彼も楽団のみんなが大好き。ロウヴァリさんとは初対面でしたが、僕の楽屋を“ヤッホー!”と訪ねてくれて、とても明るい感じの方だなと(笑)。才能溢れる音楽作りが刺激的で、彼とは今後他のオーケストラでも一緒にやっていくんじゃないかな。一緒に演奏していてとても楽しかったです」と振り返る。

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このショスタコーヴィチの協奏曲は、三浦が小学生の頃、登下校中に愛聴していた一枚。初演を担った巨匠ダヴィッド・オイストラフのレコーディング盤を聴き込み、17歳で初めて演奏して以来レパートリーとなった。「ショスタコーヴィチはプロコフィエフと並ぶすばらしい作曲家。表現が制限された旧ソ連という難しい時代を生きた人で、実はいろんな作品を残している。ソナタ、室内楽などいろいろ演奏してきましたが音楽が深いですね。ロシアの本当の美しさや皮肉っぽさ、いろんな背景を感じて考えさせられる」。とりわけヴァイオリン協奏曲第1番は、4楽章制で40分以上の大作。変化に富んだ構成が聴きどころと語る。
 
「例えば、第3楽章はすごく暗いところをドシドシ重苦しい気持ちで歩くところから始まって、続くカデンツァは急にひとりで演奏するソリストの見せ場。そこからフィナーレまではお祭りっぽく活発な感じになっていく。それぞれの楽章に全部違うキャラクターが詰まっているのが魅力です。今回はいま大注目のサントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮とエーテボリ交響楽団の演奏を聴ける貴重な機会。彼らも気合い十分に来ると思うので、僕自身ソリストとして演奏できることをうれしく思います。ぜひ多くの方に聴きに来ていただきたいなと思います」。

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公演は2月29日(土)に兵庫県立芸術文化センターにて<プログラムA>、3月8日(日)に東京・サントリーホールにて<プログラムB>を上演。その他、全8都市でツアー開催。チケット発売中。

取材・文:石橋法子



(2020年1月27日更新)


Check
三浦文彰

『東芝グランドコンサート2020
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮
エーテボリ交響楽団』

【神奈川公演】
▼2月28日(金)ミューザ川崎シンフォニーホール

Pick Up!!

【兵庫公演】

チケット発売中 Pコード:161-909
▼2月29日(土) 15:00
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
S席-14000円 A席-12000円 B席-10000円 C席-8000円
D席-6000円
[指揮]サントゥ=マティアス・ロウヴァリ
[独奏・独唱]三浦文彰(vl)
[演奏]エーテボリ交響楽団
※未就学児童は入場不可。出演者、曲目、曲順が変更になる場合がございます。
[問]芸術文化センターチケットオフィス■0798-68-0255

【愛知公演】
▼3月1日(日)愛知県芸術劇場 コンサートホール
【石川公演】
▼3月2日(月)石川県立音楽堂 コンサートホール
【福岡公演】
▼3月5日(木)アクロス福岡 福岡シンフォニーホール
【広島公演】
▼3月6日(金)広島上野学園ホール
【東京公演】
▼3月8日(日)サントリーホール 大ホール
【宮城公演】
▼3月10日(火)仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール

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