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フランス宮廷に花開いたオペラ・バレと
バロック×コンテンポラリー・ダンスの魅力
いずみホールオペラ2019《ピグマリオン》

12月14日(土)、いずみホールでは、いずみホールオペラ2019としてフランスの作曲家ジャン=フィリップ・ラモーのオペラ《ピグマリオン》を上演する。これは同ホールのシリーズ企画「古楽最前線!躍動するバロック/脈打つ人の心-中後期バロックVol.3」として行われるもの。17世紀フランスで舞踊とオペラが結びつき、独自に花開いたオペラ・バレの世界をいずみホールならではの切り口でお届けする。

ブルボン王朝最大の栄華を誇ったルイ14世は、「踊る王」でもあった。肖像画には踊り手としての誇りを示すがごとく、高いヒールを履いた足元が描き込まれている。この王のお抱え作曲家として活躍したのがイタリア人のジャン=バティスト・リュリ。王の庇護の下、彼によって書かれたフランス語のオペラには舞踊の要素が大きく導入され、多くの追随者を生み出しながら、半世紀のうちにオペラ・バレとして急速に発展していく。その大成者となったのがラモーである。

今回の上演では全体を2部に分け、前半はリュリと同時代の舞曲の変遷をバロックダンスの松本更紗と管弦楽の共演で、そして後半《ピグマリオン》にはコンテンポラリーダンスの酒井はな、中川賢も加わりバロックオペラと現代舞踊のクロスオーバーを試みるという。プロデュースを務める寺神戸亮(指揮/ヴァイオリン)が「いずみホールを祝祭の空間に」と語る中、演出に岩田達宗、振付にネザーランド・ダンス・シアターでも活躍した小㞍健太、そしてピグマリオンに扮するクレマン・ドビューヴル以下多彩なキャストが結集。いずみホールオペラの歴史に新たな扉を開く。




(2019年11月 5日更新)


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いずみホール・オペラ2019
古楽最前線!vol.3
ラモー 《ピグマリオン》

●12月14日(土)14:00
いずみホール S席-12,000円 
Pコード 138-565 チケット発売中

※チケットぴあの取り扱いはS席のみ
 A席-10,000円 B席-8,000円 学生6,000円は
 直接ホールまでお問い合わせを。

PartⅠ リュリ:『アティス』『町人貴族』
『アルミード』より舞踊音楽
PartⅡ ラモー:《ピグマリオン》(字幕付)

【指揮・ヴァイオリン/プロデューサー】寺神戸亮  
【演奏】レ・ボレアード
【演出】岩田達宗
【振付】小㞍健太
【バロックダンス】松本更紗
【コンテンポラリーダンス】酒井はな、中川賢
〔ピグマリオン〕クレマン・ドビューヴル
〔アムール〕鈴木美紀子 
〔セフィーズ〕波多野睦美
〔彫像〕佐藤裕希恵
〔合唱〕コルス・ピグマリオーネス

【問い合わせ】
いずみホールチケットセンター
■06-6944-1188(10:00~17:30 日祝休)

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