NEWS

ホーム > NEWS > 表情豊かに対話するチェロとギター ともに世代のトップを走るふたりの待望の大阪公演 宮田大&大萩康司デュオ・リサイタル


表情豊かに対話するチェロとギター
ともに世代のトップを走るふたりの待望の大阪公演
宮田大&大萩康司デュオ・リサイタル

チェロの宮田大とギターの大萩康司。ともに彼らの世代のトップを走るふたりの、大阪では初めてとなるデュオ・リサイタルが、12月6日(金)ザ・フェニックスホールで行われる。


宮田大は3歳よりチェロを学び、9歳からは出場するコンクールすべてに1位入賞を遂げた俊英。2009年、第9回ロストロポ-ヴィチ国際チェロ・コンクールに日本人として初優勝を果したのを機に、国内外で活発な演奏活動を開始する。瑞々しさと重厚なまでに完成された技巧、心に染み込む豊かな響きは幅広いリスナーの支持を集め、ソロ、アンサンブルともに、現在最もチェロの魅力を伝え得る演奏家のひとりである。10月には4枚目のCD『エルガー/チェロ協奏曲』をリリース。ファン待望の作品として好評を博している。大萩康司は9歳からギターを始め、高校卒業後渡仏。エコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院に学んだ。1998年、ギターの国際コンクールの最高峰として知られるハバナ国際ギター・コンクールで2位入賞を果し、併せて審査員特別賞を受賞。その後イタリアのキジアーナ音楽院で世界的なギタリスト・指導者であるオスカー・ギリアに師事し、以降は日本を代表するクラシック・ギタリストのひとりとして国内外で活躍を続けている。これまでに14枚のCDをリリース。陰影豊かに歌う表現力、ルネサンスから現代曲に及ぶ多彩なレパートリーにより、多くのファンを獲得している。

今回ふたりが取り組むのはサティの洒脱な『ジュ・トゥ・ヴー』やファリャの『スペイン民謡組曲』より“ムーア人の織物”“ポロ”などの歌心溢れた作品から、ルグランのヒットナンバー『キャラヴァンの到着』といった熱気に満ちた作品まで、ステージと客席との一体感がたっぷりと味わえそうな楽曲の数々。大萩の原点とも言えるブローウェルの『11月のある日』を彼のソロで聴けるのも楽しみだ。そして後半に置かれたピアソラ『ブエノスアイレスの四季』では、研ぎ澄まされた技巧と表現力を駆使しながら夏から春へと駆け抜ける、ふたりの白熱した演奏が聴けるに違いない。チェロとギターは曲目ごとに、楽想ごとに響きを変えながら、表情豊かに対話することだろう。この冬、ぜひ聴いておきたい演奏会だ。




(2019年10月29日更新)


Check

宮田大〔チェロ〕&大萩康司〔ギター〕

●12月6日(金)19:00
あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
全席指定-5000円
チケット発売中 Pコード 159-788

【プログラム】
サティ:ジュ・トゥ・ヴー
ミシェル・ルグラン:
 映画「ロシュフォールの恋人たち」より “キャラバンの到着”
レオ・ブローウェル:11月のある日 (ギター・ソロ)
ファリャ:「スペイン民謡組曲」より “ムーア人の織物” “ポロ”
ニャタリ:ギターとチェロのためのソナタ
ピアソラ:オブリビオン
ピアソラ(角田隆太編):ブエノスアイレスの四季

【問い合わせ】
otonowa■075-252-8255   


NOW ON SALE

宮田大
エルガー:チェロ協奏曲
ヴォーン=ウィリアムズ:暗愁のパストラル
2019.10.30 アルバム / COCQ-85473 
宮田大 オフィシャルサイト


大萩康司 
コーリング・ユー
〜追憶のスクリーン・ミュージック/Calling you
2018.07.25 アルバム / KICC-1457
大萩康司オフィシャルサイト