高嶋ちさ子、全8曲収録のベスト盤『悪魔のロマンス』への想い

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高嶋ちさ子、全8曲収録のベスト盤
『悪魔のロマンス』への想い

人気ヴァイオリニストの高嶋ちさ子が、新譜『悪魔のロマンス』を発売した。現在出演中のテレビ番組への書き下ろしからドラマのテーマ曲、高嶋が企画した様々なコンサートでの人気の曲まで。「最近の仕事を目次のように表現した」全8曲のベスト盤だ。

「クラシックが敬遠される理由の多くが曲を知らない・長い・寝ちゃうなので。私が企画するコンサートはすべてが初心者マーク付き。よく知られた曲を5分以内で演奏するのが基本です」と高嶋。同新譜ではヴィヴァルディ『四季』など、耳馴染みのある9曲を約9分で綴る「クラシックメドレー」を収録した。他にも、涙腺崩壊必至のアンコール曲『You Raise Me Up』、若手演奏家との企画「ゆかいな音楽会」では毎回トリを飾るフュージョン曲『スペイン』、男性ピアノクインテット「男組」との編成でおくるアンドレ・ギャニオンの代表曲『めぐり逢い』、さらに共演者の長嶋一茂、石原良純がマラカスを手に踊る姿をイメージして書き下ろしたサンバ調の番組テーマ曲『ZAWATSUKU』まで多彩な楽曲が揃う。中でもイチオシに挙げるのが、タイトル曲『悪魔のロマンス』だ。

デビュー当時から好んで弾いてきたバンドネオン奏者、アストル・ピアソラの名曲を新譜では7人のトップチェロ奏者「スーパーチェロ7」とのアンサンブルで収録した。「顔はともかく腕だけは素晴らしいみんなとの演奏が大好きで、昨年一緒に出演したテレビ番組『題名のない音楽会』では年間視聴率ナンバー1だったんですって。そんなにウケがいいならと、今年はサントリーホール公演の第1部で、彼らとこの曲を演奏します」。

1日でも休みがあると「この世から見捨てられたような気分になる」ため、肉と菓子パンを燃料にパワフルに国内外を飛び回る。「野菜を一切食べないのがいいんじゃないかな。全然疲れない。じつは双子かって？　本当にそうじゃないと説明がつかないくらい元気です」。美肌の秘訣を聞くと「シミと同じ色に焼くこと」と、この日一番の爆笑をさらう。その後も「幼少期からオチのない話はするな」と育ってきただけに、楽しいトークが止まらない。

「こないだまでクラシック界の森高千里としてチヤホヤされてたのに、先日阿佐ヶ谷姉妹が年下だと知ってびっくり。今やおばちゃんの星みたいになってて嫌なのよ！」と嘆くも、「母親には、外見を褒められたらよっぽど中身がつまらない人間なんだと思えとよく言われていたので、人間一番大事なのは中身です」と瞬時に立ち直る。そんな沈んでも必ず昇る太陽みたいにエネルギッシュな彼女から、最後にメッセージを。「私が演奏するとよく『弾けたんだ！』と驚かれることが多いんですけど。まずはアルバムを聴いていただいて、コンサートに来ていただいて、ちゃんと弾けることを確認してほしいですね(笑)」。

「高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト」の追加公演が決定。12月8日(日)19時、フェスティバルホールにて。チケットは10月19日(土)一般発売。

取材・文：石橋法子

（2019年9月13日更新）

Check

Release

Album『悪魔のロマンス～Romance Del Diablo～』
発売中　2945円(税込)
HUCD-10281

《収録曲》
01. 悪魔のロマンス(アストル・ピアソラ)
02. クラシックメドレー
　　ヴィヴァルディ「四季」
　　バッハ「二つのバイオリンのための協奏曲」
　　モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
　　メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」
　　チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」
　　ドヴォルザーク「新世界より」
　　サラサーテ「カルメン幻想曲」
　　ムソルグスキー「展覧会の絵」
　　ラヴェル「ボレロ」より
03. めぐり逢い(エンニオ・モリコーネ)
04. You Raise Me Up(ブレンダン・グラハム&ロルフ・ラヴランド)
05. スペイン(チック・コリア / ホアキン・ロドリーゴ)
06. Cross Roads(高嶋ちさ子)
　　※TBSテレビ系「有田哲平と高嶋ちさ子の人生イロイロ超会議」テーマ曲
07. ZAWATSUKU(高嶋ちさ子)
　　※テレビ朝日系「ザワつく!金曜日～一茂良純ちさ子の会～テーマソング
08. もみ消して冬～24のカプリス feat.高嶋ちさ子(ニコロ・パガニーニ)
　　※日本テレビ系ドラマ「もみ消して冬～わが家の問題なかったことに～」オープニングテーマ曲

Live

高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト
コンサートツアー2019
女神たちの饗宴～Favorite Classic Melody～

【山梨公演】
▼9月15日(日)YCC県民文化ホール大ホール
【静岡公演】
▼9月16日(月･祝)静岡市民文化会館大ホール
【東京公演】
▼9月22日(日)・23日(月・祝)サントリーホール大ホール
【青森公演】
▼10月5日(土)リンクステーションホール青森

Pick Up!!

【大阪公演】

Sold Out!!
チケット発売中　Pコード：152-313
▼10月12日(土) 15:00
堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺) 大ホール
全席指定-6200円注釈付指定席-5700円(会場の構造上、演出の一部が見えづらい可能性がございます)
[共演]近藤亜紀(p)
※未就学児童は入場不可｡
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【広島公演】
▼10月13日(日)広島国際会議場フェニックスホール
【宮城公演】
▼10月22日(火・祝)東京エレクトロンホール宮城
【愛知公演】
▼11月10日(日)愛知県芸術劇場コンサートホール
【香川公演】
▼11月16日(土)サンポートホール高松大ホール
【山口公演】
▼11月17日(日)周南市文化会館
【神奈川公演】
▼11月21日(木)横浜みなとみらいホール大ホール
【北海道公演】
▼12月1日(日)札幌コンサートホールKitara 大ホール
【福井公演】
▼12月7日(土)ハーモニーホールふくい大ホール

Pick Up!!

【大阪公演】

Sold Out!!
▼12月8日(日) 15:00
フェスティバルホール
全席指定-6200円
注釈付指定席-6200円(手すりにより、一部見えづらいお席です)
バルコニーBOX席-6200円(2枚単位)
[共演]近藤亜紀(p)
※未就学児童は入場不可｡
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

＜追加公演＞
10月19日(土)一般発売　Pコード：164-907
※発売初日は店頭での直接販売および特別電話■0570(02)9550(10:00～18:00)､通常電話■0570(02)9999にて予約受付｡
▼12月8日(日) 19:00
フェスティバルホール
全席指定-6200円
[共演]近藤亜紀(p)
※未就学児童は入場不可｡
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【愛知公演】
▼12月12日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール
【茨城公演】
▼12月14日(土)ザ･ヒロサワ･シティ会館大ホール
【栃木公演】
▼12月15日(日)宇都宮市文化会館大ホール
【福岡公演】
▼12月27日(金)アクロス福岡福岡シンフォニーホール
【富山公演】
▼2020年1月11日(土)富山オーバード･ホール
【長野公演】
▼2020年1月12日(日)上田市交流文化芸術センター大ホール
【新潟公演】
▼2020年2月1日(土)新潟市民芸術文化会館コンサートホール
【宮崎公演】
▼2020年2月8日(土)都城市総合文化ホール大ホール
【鹿児島公演】
▼2020年2月9日(日)宝山ホール
【東京公演】
▼2020年2月15日(土)府中の森芸術劇場どりーむホール