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 オペラ×能狂言×文楽 洋の東西の
 芸能を結集し、軽やかな笑いの世界へ誘う
『狂言風オペラ“フィガロの結婚”』待望の再演!

 モーツァルトのオペラを自在に換骨奪胎し、本場ヨーロッパのクラシック奏者たちの演奏に乗せて狂言師たちが演じる。そんな斬新なスタイルで人気を博して来た狂言風オペラシリーズ。2018年、そこに能と文楽が加わり、新たな可能性を拓くものとして高い評価を受けたのが『狂言風オペラ“フィガロの結婚”モーツァルト・管楽八重奏版』だ。その再演が早くも決定。関西では3月20日(水)大槻能楽堂を皮切りに3公演が行われる。
 
 モーツァルトの『フィガロの結婚』は、スペイン、セビリヤ地方を舞台に浮気者の伯爵に仕える召使フィガロと、伯爵夫人に仕える小間使いスザンナの結婚式の1日を描いた喜劇オペラの傑作。若いスザンナに手を出そうとする伯爵に、フィガロや伯爵夫人らが協力して一泡吹かせるという物語だ。「狂言風オペラ」ではこの舞台を京の都に移し、伯爵を中将在原平平(ありわらのひらひら)、伯爵夫人を北の方、橘の上などに置き換えて演じる。豊竹呂太夫の語りと鶴澤友之助の三味線に乗せて、桐竹勘十郎操る人形が身勝手な中将を演じれば、観世流シテ方、赤松禎友が女面、女装束で憂愁の橘の上を表現するといった具合。上方の伝統芸能を代表する名人たちの至芸が繰り広げられる中、すべてをユーモラスな笑いにつなげてゆく茂山あきら、野村又三郎ら狂言方の動きが圧巻だ。
 
 芸術総監督は昨年に引き続き観世流能楽師、人間国宝の大槻文蔵が務め、8月に惜しくも亡くなった笛方藤田流の藤田六郎兵衛による脚本・演出を踏襲しながら、さらに完成度の高い舞台を目指すという。管楽八重奏で序曲やアリアの数々を演奏するのはスイスより来日するクラングアート・アンサンブル。能、狂言、文楽の世界にある時は溶け込み、ある時は演技に参加しつつ、しかも音楽の品格を崩すことなく軽妙に物語を運んでゆく。洋の東西の芸能を結集し、軽やかな笑いの世界へ誘う『狂言風オペラ“フィガロの結婚”』。これはもう国際級の楽しさなのだ。
 

《スタッフ・キャスト》
 

芸術総監督:大槻文蔵
脚本・演出:藤田六郎兵衛
作:片山剛〔原案:小宮正安〕
音楽監修:木村俊光

作曲:W.A.モーツァルト〔編曲:ベント&タークマン〕


【出演】
中将 在原平平(アルマヴィーヴァ伯爵):桐竹勘十郎
北の方 橘の上(伯爵夫人ロジーナ):赤松禎友
随人 家路(フィガロ):野村又三郎
女房 梅が枝(スザンナ):茂山茂
小舎人童 光丸(ケルビーノ):山本善之
樋洗童 春菜(バルバリーナ):茂山あきら

【演奏】
太夫 豊竹呂太夫
三味線 鶴澤友之助

管楽アンサンブル:クラングアート・アンサンブル

◆記者会見の模様はこちら⇒狂言風オペラ『フィガロの結婚』再演決定!

狂言風オペラ『フィガロの結婚」公式HP




(2019年2月21日更新)


Check
スイス、ルツェルン音楽大学の教授陣を中心に結成されたクラングアート・アンサンブル
制作発表記者会見。芸術総監督・大槻文蔵(中央)を囲んで。

狂言風オペラ“フィガロの結婚”
モーツァルト・管楽八重奏版

●3月20日(水)18:30 大槻能楽堂
S席-10000円 A席-8000円 B席-6000円
チケット発売中 Pコード 490-651 

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●3月21日(木・祝)14:00 
滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 中ホール
S席-10000円 A席-8000円 B席-6000円 
チケット発売中 Pコード 490-685

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●3月24日(日)14:00 あましんアルカイックホール・オクト
S席-10000円 A席-8000円 B席-6000円 
チケット発売中 Pコード 490-651

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【問い合わせ】
株式会社ヴォイシング■06-6451-6263