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ウィーンの“今”を代表するピアニスト
ルドルフ・ブッフビンダーを迎え『ウィーン・
ムジークフェスト2017』いずみホールで開催

 「ルドルフ・ブッフビンダーさんは、現在のウィーンでとても大きな存在感を持っているピアニストです。非常に正統派でスケールが大きい音楽家で、ソロはもちろんのこと、室内楽や協奏曲も素晴らしい。クラシック音楽の中心地であるウィーンという環境の中で、着々と時を重ねて巨木のように成長して来た方だと言えると思います。決して若いうちからスター的なきらびやかさを持っていた人ではなく、真摯に音楽と向き合って来たものが、今、大きく開花しているといった音楽家ですから、『ウィーン・ムジークフェスト2017』において、まさに現在の彼を紹介できるということは私たちにとって大きな喜びなのです」

 
 記者会見の冒頭、いずみホール音楽ディレクターの礒山雅氏はそのように語った。『ウィーン・ムジークフェスト2017』は1990年の開館以来、ウィーン楽友協会との密接な連携をもと、数々の企画を打ち出して来たいずみホールが、この秋、装いも新たに立ち上げるコンサートシリーズ。ウィーンの”今”を代表するアーティストにスポットを当て、国内外の共演者をまじえながらその魅力を多面的に伝えてゆく。
 
 第1回シリーズの「柱」となるルドルフ・ブッフビンダーは、そのウィーンを代表する巨匠のひとり。「かつてアルフレート・ブレンデルがいた場所にすっぽりとはまるような存在」という礒山氏の評には、興味を覚えるファンも多いかも知れない。今回はブッフビンダーその人の芸術を伝える《Vol.1 ピアノ・リサイタル》、ウィーン・フィルのコンサートマスター、アルベナ・ダナイローヴァ、同じく首席チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガを迎える《Vol.2 ピアノ・トリオ》、そして小栗まち絵、タマーシュ・ヴァルガ、いずみシンフォニエッタ大阪とともにブッフビンダーが弾き振りも披露する《Vol.3 コンチェルト》の全3公演で彼の音楽の魅力に迫る。
 
 会見には、礒山雅氏ほか、ふたつの公演でブッフビンダーと共演するタマーシュ・ヴァルガが出席。公演に向けての抱負を語った。会見後にはいずみホールのステージでチェロの演奏を披露。本番への期待を誘った。

〔写真上。左より礒山雅、小栗まち絵、タマーシュ・ヴァルガの各氏。いずみホールのステージにて〕



(2017年9月 8日更新)


Check

ウィーン・ムジークフェスト2017
ルドルフ・ブッフビンダー

【ピアノ】ルドルフ・ブッフビンダー

《Vol.1 ピアノ・リサイタル》

●9月17日(日)14:00
※本公演は台風接近のため
9月18日(月・祝)14時開演に変更になりました。

いずみホール S席-7000円
Pコード 331-343 チケット発売中

【ピアノ】ルドルフ・ブッフビンダー
【プログラム】
モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲
        きらきら星変奏曲K.265
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960


【ヴァイオリン】アルベナ・ダナイローヴァ【チェロ】タマーシュ・ヴァルガ

《Vol.2 ピアノ・トリオ》

●9月20日(水)19:00
いずみホール S席-8000円
Pコード 331-345 チケット発売中

【ピアノ】ルドルフ・ブッフビンダー
【ヴァイオリン】アルベナ・ダナイローヴァ
【チェロ】タマーシュ・ヴァルガ
【プログラム】
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 op.97「大公」
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49


【ヴァイオリン】小栗まち絵      【チェロ】タマーシュ・ヴァルガ


いずみシンフォニエッタ大阪(C)樋川智昭

《Vol.3 コンチェルト》

●9月23日(土・祝)16:00
いずみホール S席-9000円
チケット発売中 Pコード 331-348
 
【ピアノ・指揮】ルドルフ・ブッフビンダー
【ヴァイオリン】小栗まち絵
【チェロ】タマーシュ・ヴァルガ
【管弦楽】いずみシンフォニエッタ大阪
【プログラム】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 op.15
ベートーヴェン:
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲 ハ長調 op.56

【問い合わせ】
いずみホールチケットセンター■06-6944-1188