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木琴奏者平岡養一の足跡をたどる、通崎睦美の
コンサートシリーズ「今、甦る!木琴デイズ」
第7回はクァルテット・エクセルシオを迎えて

 戦前・戦後を通じ、アメリカと日本で活躍した木琴奏者・平岡養一の足跡をたどりながら、木琴という楽器の可能性を今に甦らせる通崎睦美のコンサートシリーズ「今、甦る『木琴デイズ』」。そのVol.7が5月16日(火)、京都文化博物館別館ホールで行われる。これまでもギターやマンドリン、時に“永遠のライヴァル、マリンバ”ほか、さまざまな楽器との共演によって木琴の個性に光を当ててきた通崎が、今回は弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオを迎える。
 
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 平岡養一とは?まだご存知ではない方のために少しだけご紹介。1907年生まれの木琴奏者である。その生涯は通崎睦美の評伝「木琴デイズ 平岡養一『天衣無縫の音楽人生』」(講談社刊/写真左)に詳しい。1930年に渡米した平岡は、ニューヨークでラジオネットワーク、NBCのオーディションに合格。彼の木琴演奏は1931年3月から日曜を除く毎朝7時45分より、15分の番組として全米に届けられることとなる(放送時間は若干の変動がある)。放送期間は実に10年9ヶ月に及び、平岡は「全米の少年少女は『ヒラオカの木琴』で目を覚ます」と呼ばれたほどの人気奏者となってゆく。この本に語られる平岡の人生の中でとりわけ印象的なのが、前半、独学の木琴演奏の技術だけを頼りにアメリカへ渡った彼が、現地の音楽家たちに鍛えられ、ひとりのヴィルトゥオーゾとして成長していくくだり。この時期平岡にはニューヨーク・フィルのメンバーから成る弦楽四重奏団との出会いがあり、彼らとの交友はその人生に大きな実りをもたらすことになる。今回のタイトル「弦楽四重奏団との邂逅」は平岡のこの時代を背景としている。
 
 「弦楽四重奏の演奏会というとちょっと敷居が高いような気がするかも知れませんが、今回は、木琴とのアンサンブルで心地よく聴ける曲が並びます。ぜひ一度、生演奏でのカルテットはいかがでしょう」と通崎睦美。彼女と時にゲストのお話もまじえた90分ほどのステージ(昼・夜2公演)はリピーター続出の人気公演でもある。使用される木琴はかつて平岡養一の愛器であった「ディーガン・アーティスト・スペシャル・ザイロフォンNo.266」。その豊かな音色と日本屈指の弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオとの初共演は「邂逅」の喜びを湛えながらレトロなホールの空間(重要文化財)に新鮮な響きを創りあげるに違いない。チケットはお早めに。



(2017年4月21日更新)


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 通崎睦美コンサート
 今、甦る!木琴デイズvol.7
「弦楽四重奏団との邂逅」

●5月16日(火)昼14:00/夜19:00
京都文化博物館 別館ホール
全自由席-3500円 全自由席・学生-1500円 
チケット発売中 Pコード316-082


■クァルテット・エクセルシオ

左より チェロ:大友肇 ヴィオラ:吉田有紀子 
ヴァイオリン:山田百子 ヴァイオリン:西野ゆか

【プログラム】
〔木琴+ヴァイオリン〕
バルトーク:44のデュオ より
〔木琴+ヴィオラ+チェロ〕
西邑由記子編:雨に濡れても
〔木琴+ヴァイオリン+チェロ〕
バッハ/林光編:3声のインヴェンション
 ~「インヴェンションとシンフォニア」より
〔木琴+ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ〕
モーツァルト:四重奏曲(原曲:フルート)
〔弦楽四重奏〕
グレインジャー:岸辺のモリー
〔木琴+弦楽四重奏〕
モンティ/西邑由記子編:チャールダシュ
〔木琴+弦楽四重奏〕
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク より
〔木琴+弦楽四重奏〕
林光/野田雅巳編:3つの小品
〔木琴+弦楽四重奏〕
江文也/松園洋二編:祭りばやしの主題による狂詩曲
ほか(順不同)

【出演】
通崎睦美(木琴)
クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)

【オフィシャルサイト】
通崎好み製作所 | TSUUZAKI GONOMI FACTORY
クァルテット・エクセルシオ

【問い合わせ】
オトノワ■075-252-8255