ホーム > NEWS > 漆原朝子&今峰由香 デュオ・リサイタル 日本を代表するヴァイオリンと注目のピアノが 奏でる、充実のドイツ・オーストリアプログラム
日本を代表するヴァイオリニスト・漆原朝子と、異色の経歴を経てヨーロッパでいち早く認められ、現在日本国内からも注目が集まるピアニスト・今峰由香。そのデュオ・リサイタルが12月23日(金・祝)、京都府立府民ホール アルティで行われる。
漆原朝子は東京藝大付属高校在学中に日本国際音楽コンクールで最年少優勝。ジュリアード音楽院を卒業し、1988年にN響定期公演デビュー。欧米での多彩な活躍を経て、現在は東京藝術大学准教授も務めている。今峰由香は大阪府吹田市出身。幼少のころからピアノに親しみ、関西学院大学卒業後ミュンヘン国立音楽大学に入学。同校を最優秀の成績で卒業した後はヨーロッパを拠点に活躍し、2002年、32歳の若さでミュンヘン国立音楽大学のピアノ科教授に就任している。ふたりによるデュオは今回が初めて。高度な技巧と深い学識に支えられた演奏の中に、女性奏者らしい華やかな息遣いも感じられるステージとなりそうだ。
プログラムは古典期のモーツァルト、ベートーヴェンから20世紀のウェーベルンを挟み、再びロマン派のシューマン、ブラームスの作品をたどる内容。ドイツ、オーストリアの風景と、そこに遠く近く鳴るウィーンの響きを聴き取ることができるだろう。
(2016年12月 1日更新)