NEWS

ホーム > NEWS > 卓越した技巧で描き出す、音楽の様式美をたどる 150年の旅。イタリア、そしてウィーンに学んだ 名手たちのデュオ「ウニドゥオ」コンサート

卓越した技巧で描き出す、音楽の様式美をたどる
150年の旅。イタリア、そしてウィーンに学んだ
名手たちのデュオ「ウニドゥオ」コンサート

   母国イタリア、そしてウィーン国立音楽大学に学んだヴァイオリンのマウロ・イウラートとピアノのジュゼッペ・マリオッティ。彼らのデュオ「UniDuo」(ウニドゥオ)によるコンサート、「音楽史紀行~イタリアの真昼からウィーンの夕暮れへ~」が、4月17日(金)、大阪のザ・フェニックスホールで開催される。これは今年イタリア文化会館大阪が主催するヴァイオリンとピアノのマスタークラス「ラボラトーリオ・ムジカーレ」(音楽の実験室)のオープニングとして行われるもの。ウニドゥオ」のふたりは「ラボラトーリオ・ムジカーレ」での講師も務める。
 
 マウロ・イウラートはウィーン国立音楽大学と徳島文理大学音楽部の提携プロジェクトにより、客員教授として来日。大阪フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢ほかの客員コンサートマスターを務め、2012年からは兵庫県立芸術文化センター管弦楽団のゲストコンサートマスターとして出演。同時にザルツブルグ国立モーツァルテウム大学夏期アカデミーなどのマスタークラスで講師も務めている。現在、神戸市でヴァイオリン教室「ハルモニア神戸」を主宰し、若い才能の育成にも力を注いでいる。またジュゼッペ・マリオッティも、幅広いレパートリーを持つ優れた演奏家として知られている。現在、徳島文理大学音楽部で学部長を務めるかたわらウィーン国立音楽大学夏期講習会、ヴィーナー・ムジーク・セミナーでマスタークラスを持つなど、幅広い音楽教育に取り組んでいる。彼らはこれまで「ウニドゥオ」としては2枚のCDをリリース。多彩な演奏活動を行っている。今回のプログラムはバロック期のタルティーニから19世紀のブラームスまで、イタリアに生まれた様式美がロマン派に結実してゆく、およそ150年をたどるもの。ふたりの個性と卓越した技巧が、作品の魅力をさらに輝かせるに違いない。
 
 なおマスタークラス「ラボラトーリオ・ムジカーレ」は、大阪市中央区本町の三木楽器開成館とハルモニア神戸にて5月スタート。来年3月まで全10回が開講される。来春にはザ・フェニックスホールで受講者をまじえた修了コンサートを行う。問い合わせはイタリア文化会館 大阪まで。


UniDuo-Jissoin-final300.jpg



(2015年3月12日更新)


Check
■ウニドゥオ(マウロ・イウラート、ジュゼッペ・マリオッティ)

音楽史紀行
~イタリアの真昼からウィーンの夕暮れへ~

《ラボラトーリオ・ムジカーレ》オープニング・コンサート


●4月17日(金)19:00 ザ・フェニックスホール
一般-3000円 学生-2000円 
チケット発売中 Pコード257-071

【出演】ウニドゥオ
マウロ・イウラート(ヴァイオリン)
ジュゼッペ・マリオッティ(ピアノ)

「ウニドゥオ」オフィシャルサイト
http://www.mauroiurato.com/uniduo/

「ラボラトーリオ・ムジカーレ」HP
http://www.labo-music.com/


【プログラム】
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 K.301
シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲) D946-2
タルティーニ:悪魔のトリル
リスト:ペトラルカのソネット第104番
   (巡礼の年 第2年「イタリア」より)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108

【問い合わせ】
イタリア文化会館 大阪■06-6229-0066

チケット情報はこちら