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シェイクスピア・イヤー ファイナル!
そして新たなステージへ。
児玉宏、田部京子を迎える大阪交響楽団2月の定期

 2月18日(水)、大阪交響楽団はシェイクスピア生誕450年シリーズの掉尾を飾る第192回定期演奏会に、音楽監督・首席指揮者の児玉宏を迎える。
 
 オープニングはイギリス近代を代表するウィリアム・ウォルトンの組曲『ヘンリー5世』。映画音楽の分野でも一家を成し、他にも「リチャード3世」「ハムレット」などの劇伴も手がけたサー・ウォルトンの、同名映画の音楽を演奏会用に書き改めたもの(編曲はミューア・マシーソンによる)。まさにイギリス伝統のノーブルな魅力を持った作品だ。4回目を迎える「魅力再発見・ピアノ協奏曲」では2013年3月に続きジュゼッペ・マルトゥッチを取り上げる。19世紀後半から20世紀にかけて作曲家、ピアニスト、教育者として活躍し、レスピーギらを育てたマルトゥッチ。今回は日本を代表する実力派ピアニスト、田部京子を迎えて『ピアノ協奏曲第1番』を演奏、独特の香気を湛えたイタリアのピアノ・コンチェルトの魅力が堪能できる。
 
 そして今回のメインプログラムとなるのがアレクサンドル・グラズノフの交響曲第7番「田園」。もちろんベートーヴェンを強く意識して書かれた作品である。指揮者による印象がこちらに語られているので、ぜひご一読を(大阪交響楽団HP第192回定期演奏会「シェフからのメッセージ」)。全4楽章とも躍動感に満ちた魅力的な響きにあふれるが、特に第4楽章、雪解け水が野山を巡るような力強さが圧巻。大きく盛り上がったあと冒頭主題に回帰し、一気呵成に終結に向かう展開が鮮やかだ。このあたり児玉宏と大阪交響楽団ならではの、絶妙のコンビネーションに期待したい。バラエティに富んだ構成で届けられる2月の定期。そしてステージは2015年度、大阪交響楽団「創立35周年記念シリーズ」へと続いていく。



(2015年1月21日更新)


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 【指揮】児玉宏 (音楽監督・首席指揮者)    【ピアノ】田部京子(C)Akira Muto

大阪交響楽団 第192回定期演奏会

シェイクスピア生誕450年記念【ヘンリー5世】

魅力再発見・ピアノ協奏曲④
●2月18日(水)19:00
ザ・シンフォニーホール

S席-6000円 A席-5000円 B席-3500円 
C席-2500円 オルガン席-2000円 
チケット発売中 Pコード 246-025 

【指揮】児玉宏 (大阪交響楽団 音楽監督・首席指揮者)
【ピアノ】田部京子

【プログラム】
ウォルトン:組曲「ヘンリー5世」
マルトゥッチ:ピアノ協奏曲 第1番
グラズノフ:交響曲 第7番 ヘ長調「田園」

【問い合わせ】

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