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注目のチェロ奏者、宮田大が最新の成果を携えて、ザ・シンフォニーホールに登場。フランクの
ヴァイオリン・ソナタほかを豊かな響きで奏でる

 チェロ奏者、宮田大が12月8日(月)、ザ・シンフォニーホールでリサイタルを行う。宮田大は1986年生まれ。両親が音楽教師という環境の中で3歳からチェロを学び、2009年のロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで日本人として初めて優勝。現在、国内外から注目を集める演奏家のひとりである。
 
 「チェロという楽器の魅力を一言で言うなら、人間の声にいちばん近い音色ということです。そして僕にとっては、言葉以上にたくさんのことを伝えてくれる楽器がチェロなんです」。公演に先駆けて大阪を訪れた宮田大はそのように語った。リサイタルではフランクの『ヴァイオリン・ソナタ イ長調』をはじめ、チェロ編曲は珍しい、マルチェッロの『オーボエ協奏曲 ニ短調』第2楽章なども演奏。ピアノのジュリアン・ジェルネについては「言葉を介さずにふたりで演奏を始めて、どんどん高いところを目指していけるような存在」と厚い信頼を語る。
 
 12月20日にはセカンドCD『宮田大/一會集~Rencontre~』をリリース。ステージでも演奏するフランクの『ヴァイオリン・ソナタ イ長調』ほか、後半には黛敏郎、尾高尚忠ら邦人作曲家の作品を収録するなどCDならではの試みも行っている。『一會集』とは茶の湯の一期一会になぞらえて、この時、ただ一度だけの演奏という意味を込めたという。
 
 「演奏というのは、1回だけの行いだと考えているんです。それは演奏する場所によって違うかも知れないし、誰と演奏するかによっても違うかも知れないけど、僕とお客さまがたった1回だけ共有できる場。だからそれを充実させていこうと思ったら僕自身が人生の経験を積んで、感情や表現のボキャブラリーを増やしていくしかないと思うんです」。昨年、ドイツのクロンベルク・アカデミーを修了した。第一線で活動を始めてすでに久しいが、宮田大本人は自分の音楽を、まだまだこれからのものと語る。今回はその最新の成果を携えたリサイタル。豊かな音量に多彩なニュアンスを込めた、彼の響きを聴き届けたい。



チケット好評発売中! チケット情報はこちら

宮田大 チェロ・リサイタル

●12月8日(月)19:00 ザ・シンフォニーホール 

全席指定-3500円 
チケット発売中 Pコード 240-607

【プログラム】
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調より第2楽章
ベートーヴェン:モーツァルト「魔笛」の
          「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調Wo0.46
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番 ハ長調op.102-1
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロとピアノ編)

【チェロ】宮田大
【ピアノ】ジュリアン・ジェルネ


【問い合わせ】
オトノワ■075-252-8255

(2014年11月 6日更新)


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宮田大(C)亀村俊二

New Release

『宮田大/一會集~Rencontre~』

 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロとピアノ編)
 ①Ⅰ.Allegro ben moderato
 ②Ⅱ.Allegro
 ③Ⅲ.Recitativo-Fantasia:Ben moderato
 ④Ⅳ.Allegretto poco mosso
⑤ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
⑥フォーレ:エレジー Op.24
⑦黛敏郎:BUNRAKU
⑧尾高尚忠:夜曲

■2014年12月20日発売予定(公演会場で先行販売あり) 
発売元:(有)エヌ・アンド・エフ
販売元:(合)ユニバーサルミュージックIMS
CD:NF25502 本体価格2,800円+税
SACD:NF65502 本体価格3,500円+税