ホーム > NEWS > モルゴーア・クァルテットの道は、 プログレッシブ・ロックの道なり! ニューアルバム『原子心母の危機』ライブ
モルゴーア・クァルテットの日本コロムビアからの、プログレ・カバー第1作『21世紀の精神正常者』がリリースされたのは2012年。『クリムゾン・キングの宮殿』を模した印象的なジャケットと、クラシックのフォーマットに移植された高度な演奏は、70年代プログレ・ファンを狂喜させ、「プログレって何?」の人々までをこの世界に誘うのに十分なインパクトを持っていた。おりしもNHKでは日曜夜8時から、吉松隆編曲によるエマーソン、レイク&パーマーの『タルカス~噴火』がお茶の間に鳴り響き、プログレ復興の機運が高まった年であった。
モルゴーア・クァルテットはもともとショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を演奏するために1992年に結成された団体である。在京のオーケストラの主要奏者から成る高度なアンサンブルによって、結成当時から高い評価を集めている。ショスタコーヴィチをはじめ、ボロディン、バルトークらを主要なレパートリーとするが、すでに、’98年のアルバム『Destruction』(東芝EMI/廃盤)によって、ボーダーレスな試みも開始している。そこではレッド・ツェッペリン、イエス、キング・クリムゾンなどの楽曲が弦楽四重奏に置き換えられ、クラシックの硬度の中にロックのダイナミズムが、巧みに封じ込められている。
(2014年5月28日更新)
●6月23日(月) 19:00
あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
一般-4000円 学生-2000円(小学生~大学生)
チケット発売中 Pコード 227-444
【プログラム】
リゲティ:弦楽四重奏曲 第2番
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ短調
ピンク・フロイド:原子心母
キング・クリムゾン:レッド
イエス:危機
【問い合わせ】
ヴォイシング■06-6451-6263
荒井英治(第1ヴォイオリン:
東京フィルハーモニー交響楽団ソロ・コンサートマスター)
戸澤哲夫(第2ヴォイオリン:
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスター)
小野富士(ヴィオラ:NHK 交響楽団次席奏者)
藤森亮一(チェロ:NHK 交響楽団首席奏者)
「モルゴーア」はエスペラント語(morgaŭa=明日の)を原意とする。
1.レッド(キング・クリムゾン)
2.原子心母(ピンク・フロイド)
3.平和~堕落天使(キング・クリムゾン)
4.ザ・シネマ・ショウ~アイル・オブ・プレンティ(ジェネシス)
5.トリロジー(エマーソン、レイク&パーマー)
6.危機(イエス)
i) 着実な変革
ii) 全体保持
iii) 盛衰
iv) 人の四季
7.ザ・ランド・オブ・ライジング・サン(キ-ス・エマ-ソン)