ホーム > NEWS > 300年以上の時間を越えて出会う 弦楽器の最高峰。その奇跡にも似た響きを聴く 「ストラディヴァリウス サミット・コンサート2013」
弦楽器の最高峰、ストラディヴァリウス。数多くの演奏家、そして聴衆を魅了して来たこのストラディヴァリウス11台が一堂に会し、ヨーロッパ最高の名手たちがそれを奏でる「ストラディヴァリウス サミット・コンサート2013」が大阪と兵庫で開催される。
ストラディヴァリウスとは17世紀、北イタリアのクレモナの楽器職人、アントニオ・ストラディヴァリの手になる弦楽器の呼称。アマティやグァルネリといった歴史的銘器の中にあって、ひと際輝かしい音色を誇り、現存する数の希少性、そして楽器としての完成度の高さから、人類の遺産とも例えられる存在である。今回演奏されるのは、ヴィオラ「グスタフ・マーラー」(1672年製作)、日本人が初めて所有したストラディヴァリウスヴァイオリン「キング・ジョージIII」(1710年製作)を含む、7台のヴァイオリン、2台のヴィオラ、2台のチェロ。現在ヴィオラは世界中で10台しか存在しないとも言われており、コンサートではそのうちの2台が顔を揃えることになる。楽器全体の総額は実に90億円ともいわれる。
ここにコントラバスとチェンバロを加え、アンサンブルを奏でるのがベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ(写真)。
ベルリン・フィルのメンバーを中心に結成され、1999年には、ベルリン・フィル当局からこの名称を公式に認められたヴィルトゥオーゾたちである。 ひとりの名工から生み出された兄弟のような楽器たちが、300年の時を隔てて出会う。「ストラディヴァリウス サミット・コンサート2013」は、その奇跡にも似た響きの生まれる場所に立ち会うことのできるコンサートなのだ。
(写真:満田聡 )
(2013年5月 2日更新)
-フェスティバルホール-
5月28日(火) 19:00
【プログラム】
-兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール-
5月31日(金) 19:00
【プログラム】
チケット発売中 Pコード 174-380