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大阪フィルハーモニー交響楽団、2月の定期演奏会は、北欧きっての個性、セーゲルスタム初登場。

 2月7日(木)・8日(金)に行われる大阪フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会は、指揮にフィンランドのレイフ・セーゲルスタム(写真・上)を迎え、彼自身の作品である交響曲 第284番 『Errorings of Mirrorings… 』を含む、北欧の作曲家の作品を演奏する。
 1曲目はノルウェーを代表する国民楽派のひとり、グリーグの、ピアノ協奏曲 イ短調を。冒頭のティンパニに導かれた、こぼれ落ちるようなピアノの響きが印象的だ。ソリストとして登場するのは小山実稚恵。1982年のチャイコフスキー国際コンクール、そして1985年、ショパン国際ピアノコンクールという二大国際コンクールの両方に入賞した初めての日本人であり、2010年の第16回ショパン国際ピアノコンクールでは審査員を務めるなど、今や日本を代表するピアニストとなった彼女の高度な表現力に注目したい。
  続いて演奏されるのがセーゲルスタムの5028Paper240.jpg交響曲 第284番『Errorings of Mirrorings… 』。1944年生まれ。現在は母校であるシベリウス・アカデミーで教鞭をとり、ヘルシンキ・フィルの名誉指揮者であるセーゲルスタムは、現代においてもっとも多作な交響曲作家のひとりでもある。日本初演。その創造力の一端に触れる貴重な機会と言えるだろう。
 そしてメインプログラムはシベリウスの交響曲 第5番 変ホ長調。1915年、すでにフィンランドを代表する作曲家となっていたシベリウスの生誕50周年の祝賀演奏会で初演され、その後、改訂を経て、現在の形に完成された作品である。澄んだ大気が流動するような、荘重ながら、伸びやかな魅力に満ちたこの曲を、セーゲルスタムがどのように響かせるのか興味は尽きない。北欧きっての個性と大阪フィルの初顔合わせに注目だ。
 




(2012年12月28日更新)


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■小山実稚恵(ピアノ)(C)Wataru Nishida


大阪フィルハーモニー交響楽団

〈第465回定期演奏会〉

●2013年2月7日(木)・8日(金)19:00
ザ・シンフォニーホール

チケット発売中 Pコード 171-788
A席-6000円 B席-5000円 C席-4000円 D席-1500円 

【指揮】レイフ・セーゲルスタム
【ピアノ】小山実稚恵

【プログラム】
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調
セーゲルスタム:交響曲 第284番
           『Errorings of Mirrorings… 』(日本初演)
シベリウス:交響曲 第5番 変ホ長調

【問い合わせ】大阪フィル・チケットセンター■06-6656-4890