ホーム > NEWS > 指揮に下野竜也、ソリストにフルートの瀬尾和紀を 迎える大阪フィル11月の定期。 古典と現代曲で構成されたプログラムに注目!
大阪フィルハーモニー交響楽団11月の定期演奏会は、指揮に下野竜也、ソリストにフルートの瀬尾和紀を迎える。
前半のプログラムはベートーヴェン。『レオノーレ』序曲第1番で幕を開ける。番号付の『レオノーレ』序曲としては最後に書かれたとされる作品で、最もコンパクトなまとまりを持ち、下野・大フィルの引き締まった響きが冒頭から楽しめそうだ。
続いて演奏されるのが交響曲第8番。重量級の作品が並ぶベートーヴェンの交響曲の中にあって、小規模ながらリズムの面白さと生命力に溢れた作品と言える。目前に迫った第九のシーズンを前にここは「8番」の魅力を存分に楽しんでおきたい。
後半は、瀬尾和紀が登場し、一転してアメリカの現代作曲家ジョン・コリリアーノの『ハーメルンの笛吹き』幻想曲(フルート協奏曲)を演奏する。ドイツ中世から伝わる伝承をベースにした1982年の作品で、ハーメルンの街から子供たちを連れ去る不思議な笛吹きの物語が、7楽章形式で描かれてゆく。下野は2008年にも読売日本交響楽団でこの作品を演奏しており、その際、共演者に迎えたのが瀬尾和紀。衣装をまとったソリストや、ハーメルンの子供たちをイメージした少年少女鼓笛隊などが登場するステージが当時話題を呼んだ。さて、今回は何が起こるか、楽しみなところ。
古典と現代曲を軽やかに横断する大阪フィル11月の定期に注目だ。
大阪フィルハーモニー交響楽団
〈第463回定期演奏会〉
●11月15日(木)・16日(金)19:00
ザ・シンフォニーホール
チケット発売中 Pコード 171-785
A席-6000円 B席-5000円 C席-4000円 D席-1500円
【指揮】下野竜也
【フルート】瀬尾和紀
【プログラム】
ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲 第1番 ハ長調 作品138
ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
コリリアーノ:『ハーメルンの笛吹き』幻想曲(フルート交響曲)
【問い合わせ】大阪フィル・チケットセンター■06-6656-4890
(2012年10月19日更新)