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大山平一郎のタクトが伝えるロマン派の熱気。
ピアノに初登場、野平一郎を迎える
音楽の喜びに満ちた大阪フィルの3月定期

  大阪フィルハーモニー交響楽団は3月の定期演奏会の指揮者に大山平一郎を迎え、ロマン派が台頭する、19世紀の音楽を取り上げる。
 オープニングは「オベロン」序曲。「魔弾の射手」でドイツ・オペラの流れを決定した、ウェーバーの晩年の作品で、牧歌的で静かに奏でられる序章部分から躍動感に溢れた中盤以降への展開が素晴らしい。まさに新しい音楽が生まれつつあった時代の呼吸がうかがえる作品だ。
  続いて演奏されるのはベートーヴェンのピアノ協奏曲 第4番。短いピアノ独奏から始まる第1楽章、瞑想的なピアノの旋律を持つ第2楽章。ベートーヴェンならではの力強さに満ちた第3楽章と、全編が聴きどころに溢れた作品といえるだろう。ピアニストは、意外にも今回が大阪フィルとの初共演という野平一郎。ぜひ、注目しておきたい顔合わせだ。
 そしてメインプログラムとなるシューマンの交響曲 第3番「ライン」は、シューマンの4曲の交響曲にあって、とりわけ強くドイツ音楽の伝統が意識された作品。ロマン派の旗手として多くの画期的な作品を残した、シューマンを代表する1曲である。
 指揮者として多くの実績を持つ大山平一郎は、もともとヴィオラ奏者としても国際的な存在。そして野平一郎もまた、ピアニストとしてはもちろん作曲家、指揮者として一家を成す存在である。大阪フィルが、いわば音楽家の中の音楽家たちを迎えた3月の定期演奏会。ロマン派の熱気と音楽の喜びに満ちた、極めつけの演奏が期待できそうだ。




好評発売中! チケット情報はこちら

 大阪フィルハーモニー交響楽団
〈第456回定期演奏会〉

●3月8日(木)・9日(金)19:00
ザ・シンフォニーホール

チケット発売中 Pコード 139-494
A席-6000円 B席-5000円 C席-4000円 D席-1500円

【指揮】大山平一郎
【ピアノ】野平一郎

【プログラム】
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調
シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調「ライン」

【問い合わせ】大阪フィル・チケットセンター■06-6656-4890

(2012年2月 9日更新)


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野平一郎(ピアノ)                     大山平一郎(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団(C)飯島隆