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ホーム > NEWS > 編曲作品で知るブラームスの多彩な世界。 寺岡清高と大阪交響楽団、「ブラームス探訪Ⅱ」

編曲作品で知るブラームスの多彩な世界。
寺岡清高と大阪交響楽団、「ブラームス探訪Ⅱ」

 常任指揮者、寺岡清高を迎える大阪交響楽団2月15日の定期演奏会。全3回シリーズ「ブラームス探訪」の2回目となる今回は、編曲者としてのブラームスに焦点を当て、ブラームス自身の作・編曲による作品や、彼がオーケストレーションを手がけたシューベルトの歌曲、そしてシェーンベルクの編曲による「ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調」を取り上げる。今回のテーマについては大阪交響楽団HP「シェフからのメッセージ」に寺岡氏自身の言葉で語られているが、ブラームスに対して、寺岡氏が引用してみせるシェーンベルクの言葉が面白い。20世紀音楽の旗手のひとりであり、ブラームスに私淑したシェーンベルクのこのエピソードは、おそらく、一貫して古典的な形式感を重んじたかのようなブラームスの作品が奥底に持つ、革新性や愛すべき魅力に触れている。また、今回は管弦楽版3番と10番が演奏される「ハンガリー舞曲集」では、ブラームスはこの作品の出版(オリジナルはピアノ連弾曲)に際し、作品番号を付けずに自分自身の名を編曲者に留めており、こうした経緯からは、ブラームスならではの注意深い素材の取り扱いや、真摯な創作態度をうかがうことができるかも知れない。
  「編曲」作品を通して知るブラームスの様々な表情。大阪交響楽団ならではのユニークな試みと言えるだろう。ドイツで活躍中のバリトンの谷口伸が、昨年のマーラーに続いて登場。歌曲の魅力をたっぷりと伝えてくれる。




好評発売中! チケット情報はこちら

大阪交響楽団
〈第163回定期演奏会〉

●2月15日(水)19:00
ザ・シンフォニーホール

チケット発売中 Pコード 152-450
A席-5000円 B席-3000円 C席-2000円
青少年学生券-1000円(当日引換・大阪交響楽団でのみ取り扱い)

【指揮】寺岡清高
【バリトン】谷口伸★

【プログラム】
ブラームス(ブラームス編):ハンガリー舞曲 第3番 へ長調 
シューベルト(ブラームス編):歌曲「御者クローノスに」D369★
シューベルト(ブラームス編):歌曲「メムノン」D541★
ブラームス(ブラームス編):ハンガリー舞曲 第10番 へ長調
ブラームス(ラインスドルフ編):4つの厳粛な歌 作品121★
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25

【問い合わせ】大阪交響楽団■072-226-5522

(2012年1月23日更新)


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指揮:寺岡清高(C)飯島隆
バリトン:谷口伸
大阪交響楽団(C)飯島隆