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ホーム > NEWS > 指揮に秋山和慶、ヴァイオリンに渡辺玲子を迎えた、 大阪交響楽団のドヴォルザーク「新世界より」。 その郷愁と情熱の力強い響き

指揮に秋山和慶、ヴァイオリンに渡辺玲子を迎えた、
大阪交響楽団のドヴォルザーク「新世界より」。
その郷愁と情熱の力強い響き

 1月24日に行われる大阪交響楽団の第162回定期演奏会は、指揮に秋山和慶を迎え、交響曲第9番「新世界より」をメインにオール・ドヴォルザーク・プログラムを贈る。
  オープニングは序曲「謝肉祭」。序曲集「自然と人生と愛」の中の1曲で、チェコの作曲家ドヴォルザーク(1841-1904)の生涯に大きな収穫をもたらすこととなった、1892年の渡米直前に発表された作品である。
 ソリストに渡辺玲子を迎える2曲目は、「ヴァイオリン協奏曲 イ短調」(1883)。名高い「チェロ協奏曲 ロ短調」の影に隠れがちな作品だが、ドヴォルザーク中期を代表する傑作のひとつである。国際的に活躍するヴァイオリニストのひとりであり、生命力に溢れた演奏で知られる渡辺玲子が、スラヴ的な美しさを秘めたこの曲にどのような息を吹き込むのか注目したい。そして交響曲第9番 ホ短調「新世界より」(1893)。アメリカ滞在中に書かれ、新大陸の音楽の影響を受けつつも、故国ボヘミアへの強い望郷の思いに貫かれた作品だ。最もポピュラーな交響曲として知られる、いわばニューイヤーの定番だが、その力強さには今こそ多くを与えられる作品と言えるだろう。
 指揮界の至宝とも言うべき秋山のバトン・テクニックに合わせ、大阪交響楽団が一丸となって響かせる“ボヘミア的な哀愁と同時に情熱的な息吹”(大阪交響楽団HP「シェフからのメッセージ」)から、あなたは何を感じ取りますか?




大阪交響楽団 〈第162回定期演奏会〉

●2012年1月24日(火)19:00
ザ・シンフォニーホール
 
【指揮】秋山和慶
【ヴァイオリン】渡辺玲子

【プログラム】
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」(自然と人生と愛)
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 
ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調「新世界より」

【問い合わせ】大阪交響楽団■072-226-5522

(2011年12月22日更新)


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渡辺玲子(ヴァイオリン)                 秋山和慶(指揮)
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