中条あやみが阪神甲子園球場で
ファーストピッチセレモニーを実施！
『あまろっく』ファーストピッチセレモニーレポート

江口のりこ、中条あやみをW主演に迎えた家族コメディ『あまろっく』が、4月12日(金)より、MOVIXあまがさきほか兵庫県にて先行公開、4月19日(金)より、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開される。尼ロックと呼ばれる閘門で守られた尼崎市を舞台に、リストラで帰郷した娘、人生を楽しむ父親と若い再婚相手の共同生活を描く。

W主演のふたりをはじめ、笑福亭鶴瓶、松尾諭、中村ゆり、中林大樹、駿河太郎、高畑淳子ら関西出身のキャストが名を連ねている。そんな本作の公開を記念し、4月11日(木)、阪神甲子園球場での阪神vs広島戦が映画『あまろっく』公開直前ナイターとして実施され、中条あやみがファーストピッチセレモニーを行った。

『あまろっく』全国公開の日となる"419"の背番号を背負ったユニホームで中条が登場すると、スタジアムを埋め尽くす大観衆から大きな拍手が。中条は笑顔で手を振ってこたえながらマウンドへ。緊張のあまり軸足を間違えて投球のタイミングがつかめず、何度か仕切り直したものの、ノーバウンドでキャッチャーミットにボールが吸い込まれると、大きな拍手が起こっていた。

中条にとっては、2022年10月の日本シリーズ第2戦のオリックスVSヤクルト戦以来となった始球式。「緊張してしまって右足で投げるのか左足で投げるのか、甲子園球場でのファーストピッチということで気合が入りすぎてパニックになってしまったんですが、練習通りにノーバンで投げることができて良かったです」と笑顔で振り返っていた。

「ああ見えて結構練習はやらせていただいた(笑)」と言いながらも、「3回ぐらい投げて大丈夫だったので、余裕を感じてマウンドに上がったんですが、最初は全然投げるタイミングがつかめなくてびっくりしました(笑)」と苦笑い。それでも、得点をつけるなら「最初のドタバタは置いておいて(笑)、ノーバンで投げられたので100点」ときっぱり。

初めて上がった甲子園のマウンドは「マウンドに上がっていく時に空の綺麗さに圧倒されました」と感想を述べ、さらに「たくさんの人が応援と共にこのマウンドに上がったんだと考えて、とても神聖な場所に上がらせていただいているんだと幸せな気持ちになりました」と感慨深げに語った。

「六甲おろしを歌えるぐらい」阪神タイガースの試合は観ているという大阪出身の中条さん。「大阪で育っているので、阪神のニュースはいつも気になっています」と笑顔で話した。

今年のタイガースに期待することは「やっぱり勝ってほしい」と言い、「岡田監督の「おーん」が何よりも楽しみです」と笑顔で付け加えた。

最後に、「『あまろっく』は笑って泣ける家族の物語です。野球を見終わった後の爽快感にも似た感情にまると思います。たくさんの方にご覧になっていただけると嬉しいです」と作品をPRした。

取材・文／華崎陽子

（2024年4月11日更新）