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ホーム > NEWS > 劇中のふたりの夢を嵐と奥平が実現、 大阪ならではのたこ焼きに感動! 主演・嵐莉菜、奥平⼤兼、藤井隆らが登壇した 映画『マイスモールランド』大阪舞台挨拶レポート


劇中のふたりの夢を嵐と奥平が実現、
大阪ならではのたこ焼きに感動!
主演・嵐莉菜、奥平⼤兼、藤井隆らが登壇した
映画『マイスモールランド』大阪舞台挨拶レポート

ベルリン国際映画祭で日本初の栄誉となるアムネスティ国際映画賞《特別表彰》に輝いた青春ドラマ『マイスモールランド』が、大阪ステーションシティシネマほか全国にて上映中。幼い頃から日本で暮らしてきたクルド人の女子高校生が在留資格を失うも、バイト先で知り合った少年の支えによって悩みながらも成長していく姿を描く。映像制作集団“分福”から、川和田恵真監督が長編デビューを飾り、現役女子高生の嵐莉菜が主演を務め、奥平大兼、藤井隆らが共演する話題作だ。
 
そんな本作の公開を記念し、5月8日(日)、クルド人の女子高校生・サーリャを演じた嵐莉菜とサーリャが唯一心を開く少年・聡太に扮した奥平大兼、サーリャがバイトするコンビニの店⻑を演じた藤井隆、川和田恵真監督が登壇し、なんばパークスシネマで上映後に舞台挨拶を行った。
 
まずは、嵐と奥平が演じたサーリャと聡太が劇中で「大阪に行ったらたこ焼きが食べたい」と言っていたことにちなみ、MCからふたりがたこ焼きを食べたことが告げられると場内からは大きな拍手が。嵐は「大阪でたこ焼きを食べるのが初めてで、トロットロで美味しくて本場は違う」と感じたそう。奥平は大阪に来ること自体が初めてだったようで「ソースがかかっているのとソースがかかっていないたこ焼きがあって、大阪にはこんなものがあるのか」と驚いたよう。
 
嵐との共演シーンについて聞かれた藤井は「撮影中はもちろんマスクでしたが、嵐ちゃんはマスクをしていても楽しそうに表情がクルクル変わって、なんとも愛らしいんです。でも、本番になると一気にサーリャになって、すごく素敵な女優さんとご一緒させてもらった」と絶賛。一方、嵐は「劇中ではちょっと嫌な感じの店長さんなんですが、藤井さんは本当に優しくて、休憩時間も話し相手になってくださって。さっきはお誕生日プレゼントを頂いて」と藤井を褒めると「そんなこと言わなくていいんですよ」と藤井はカメラ目線で言って笑わせた。
 
そんな藤井について監督に聞いてみると「今のように現場でも明るくいい雰囲気を作って頂きました。私はそもそも藤井さんが大好きなので。ご一緒できるだけで嬉しくて。ご一緒できたのは最高の時間でした」と藤井の起用理由を明かしていた。また、劇中藤井演じる店長が「だっちゅーの」のギャグを披露する場面も「藤井さんがやっているのを見たかった」からだったそう。すると藤井はすかさず、監督のためだけに「だっちゅーの」を披露していた。
 
また、劇中に登場するサーリャの家族を実際の嵐の家族が演じていたことについて話題が及び、監督が「それぞれがオーディションを勝ち抜いた」と実情を明かすと嵐は「普通だったらあり得ないことですし、撮影前は家族に見られるのが恥ずかしかった」と言いながらも「完成した作品を観た時に実際の家族だから出せた空気感を感じて、家族の宝物になりました」と恥ずかしそうに話していた。
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最後に嵐が「オーディションの時からこの作品への思いはすごく強くて、こうして公開を迎えることができて本当に嬉しいです」、奥平が「僕は映画の題材になっていることをこの映画を通して初めて知りました。この映画がこういう問題を知るきっかけになってくれればと思います。役者としてもお芝居を通してこういう題材を伝えることができて幸せに思います」、藤井が「私自身もクルドのことを何もわかっていなくて、この映画を通して初めて知りました。この映画をご覧いただいて知っていただけたことを嬉しく思います」、監督が「この映画で描かれていることは実際に日本で起こっていることです。この映画が知っていただくきっかけになって、知ることが積み重なっていくことで無関心が関心に変わっていくことで、社会が少しでも変わることを信じてこの映画を作りました」と観客にメッセージを送り、舞台挨拶は終了した。
 
取材・文/華崎陽子
 



(2022年5月 8日更新)


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Movie Data




(C) 2022「マイスモールランド」製作委員会

『マイスモールランド』

▼大阪ステーションシティシネマほか全国にて上映中
出演:嵐莉菜、奥平大兼、平泉成、藤井隆、池脇千鶴、韓英恵、サヘル・ローズ
監督・脚本:川和田恵真

【公式サイト】
https://mysmallland.jp/

【ぴあアプリサイト】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/212242/index.html