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ビートたけしの同名自叙伝を
柳楽優弥&大泉洋共演で映画化
Netflix映画『浅草キッド』試写会に
監督&脚本を手掛けた劇団ひとりが登壇!

ビートたけしの同名自叙伝を劇団ひとりが監督&脚本を務めて映画化した『浅草キッド』が、12月9日(木)より、Netflix にて全世界独占配信される。昭和40年代の東京・浅草を舞台に、大学を辞めてフランス座のエレベーターボーイをしていたタケシが、数々の人気芸人を育ててきた深見千三郎に弟子入り。ぶっきらぼうだが、独自の世界観を持つ深見からタップダンスやコントの技術、裏方としての進行、芸人の矜持に至るまで、「芸ごと」の真髄を叩き込まれていく姿を描く。柳楽優弥がタケシ役、大泉洋が深見に扮し、「世界のキタノ」の誕生秘話を体現している。そんな本作の配信開始を前に、11月30日(火)、大阪のABCホールで行われた試写会の上映後に監督&脚本を務めた劇団ひとりが登壇し、舞台挨拶を行った。
 
登場するや、感慨深げに「お客様にこうやって観ていただくのが初めてなので、嬉しいです」と挨拶した劇団ひとり。大阪に来ると551の豚まんを食べるようにしていると言い、当初は「豚まん3つ」にしようと思っていたのに、スタッフに「足りないですよ」と言われ、「豚まん4つと焼き餃子10個にしたら、お腹ぱんぱんですよ」と言い、会場を沸かせていた。
 
劇団ひとり監督にとっては、念願の映画化となった『浅草キッド』。7年ぐらい前から脚本を書き、その脚本を持って配給会社を回ったものの、実現できず、「Netflixに断られたらさすがに諦めよう」と思っていたところ、映画化できることになったそう。
 
原作本である「浅草キッド」との出会いについて劇団ひとりは、「読書ってかっこいい」と思い、中学生の時に近所の古本屋さんで、背表紙にビートたけしと書いてあったから読みやすそうと手に取った」そう。そこからたけしの後を追うように、「たけしさんが昔所属していた太田プロで芸能界に入り、小説を書き、映画を撮ってきたので、一区切りついた気がします」と満足気に語っていた。
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タケシ役を演じた柳楽優弥への演出については「皆さんがたけしさん本人のことを知っている」ことから、まずは物真似からと「朝から晩まで柳楽くんと会議室にこもって、ふたりでたけしさんの物真似」をしたものの、いまいち掴めず、松村邦洋に来てもらって教えてもらったそう。結果的に物真似はメキメキ上達したが、「クランクインの直前に物真似という意識をやめて、たけしさんの魂の部分を演じる、バランスを重視した演技プランに変更した」と話していた。
 
一方、タケシの師匠である深見千三郎に扮した大泉洋については「かっこよかった」と心の底から賞賛。「現場でも大泉さんのカッコよさに痺れました」と続け、「僕が頭の中でずっと深見千三郎さんを思い浮かべていて、偶像化しているような人。それでも、僕の頭の中の深見師匠よりも大泉さんが演じた深見師匠の方がかっこよかったです。粋で不器用で、色っぽくて」と絶賛していた。さらに「たけしさんがこの映画をご覧になっていないので、たけしさんが(大泉さんが演じた)深見師匠を観てOKを出してくれたらクリアかな」と語っていた。
 
最後に、「観終わった直後のお客様の顔を見られることはもうないと思うので、すごく嬉しいです。やっとこの映画が世に出ていく実感を持ちました」と感慨深く語り、「この映画にはたくさんの人が関わってくれているので、その方たちに感想を届ける意味でも、SNSで発信してもらえると嬉しいです。皆さんどうせ今日ただで観たんですよね(笑)。それぐらい協力してください(笑)」と最後の挨拶でも観客を沸かせ、舞台挨拶は終了した。
 
 
取材・文/華崎陽子
 



(2021年11月30日更新)


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Movie Data





Netflix映画『浅草キッド』

▼12月9日(木)より、Netflix にて全世界独占配信
出演:大泉洋、柳楽優弥
門脇麦、土屋伸之、鈴木保奈美
原作:ビートたけし「浅草キッド」
主題歌:桑田佳祐「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」
監督・脚本:劇団ひとり

【公式サイト】
https://www.netflix.com/jp/title/81317135